日光山輪王寺(りんのうじ)は10月25日~11月15日、「逍遥園(しょうようえん)」(栃木県日光市)にてライトアップイベントを開催する。

ライトアップした庭園(イメージ)

「逍遥園」は、江戸時代初期に作庭された輪王寺門跡の庭園。紅葉の名所としても知られ、イロハもみじ、野村楓、ヤマモミジ、ハウチワなど日光山に分布しているカエデのほとんどが存在する。シャクナゲやイチイ、キャラ、ツゲ、アカマツなども加えると、30種類以上の庭木が生育されている。

イベント期間中は、「逍遥園」を夜間も一般開放し、ライトアップ演出を行う。入園料は300円(税込・昼夜入れ替え制)で、保護者同伴の小中学生と未就学児は無料。開催時間は、10月は17時~20時、11月は16時~20時(共に19時30分最終入園)となる

さらに、江戸幕府初代将軍・徳川家康公の400回忌にちなみ、特別企画も用意する。同園に隣接する紫雲閣では、家康公ゆかりの精進料理「無事長久薬師御膳」(税別3,000円/ライトアップ鑑賞券つき)を完全予約制・1日5組限定で提供する。家康公が好んだ食材をふんだんに使用した精進料理とのこと。

「無事長久薬師御膳」というメニュー名は、"人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くが如し"から始まる家康公御遺訓の中の一節「無事長久」と、家康公が「薬師如来」の生まれ変わりとされたことが由来となっている。提供時間は、18時~20時。

「無事長久薬師御膳」(3,000円・税別)

そのほかにも、ヴァイオリニストの生演奏を楽しめるスペシャルライブのほか、11月2日には紫雲閣にて落語家・春風亭好柳による「輪王寺落語会」も予定している。