JR西日本はこのほど、「呉線全線開業80周年記念イベント」について発表した。11月21日には、呉駅・三原駅で記念式典の開催が予定されている。

呉線では、今年3月に新型車両227系もデビューした

記念式典は呉駅・三原駅ともに、広島駅10時6分発三原行の快速「瀬戸内マリンビュー1号」の到着時刻(呉駅10時50分着、三原駅12時27分着)に合わせて挙行される。呉駅では10時30分から式典を開始し、来賓と主催者による挨拶、JR西日本の社員やOBらによるジャズビッグバンド「スィングハード」の演奏、テープカットなどを行う。三原駅では12時から式典を開始し、来賓と主催者による挨拶のほか、戦国時代の祝い踊りにルーツを持つという「三原やっさ踊り」、地元園児による歌を披露する。

当日運行される快速「瀬戸内マリンビュー1号」には記念ヘッドマークが取り付けられ、呉駅・安芸津駅・忠海駅・竹原駅・三原駅のホームと各エリア沿線では見送り・手振りイベントも行われるとのこと。その他、「呉線全線開業80周年記念イベント」に合わせた「呉線全線開業80周年記念入場券」の発売も予定されている。

呉線は、軍都として栄えた広島と軍港の呉を結ぶ必要性から、呉~海田市駅間で1903(明治36)年に開業。1906(明治39)年に国有化され、1935(昭和10)年11月24日に三津内海(現在の安浦駅)~広駅間が延伸開業したことにより、全線開通した。