国土交通省はこのほど、「鉄道の日」実行委員会による第14回日本鉄道賞の受賞者を発表した。最優秀賞に相当する日本鉄道大賞には「北陸新幹線金沢開業」が選ばれた。

北陸新幹線W7系。今年3月に長野~金沢間が開業した

選考委員会は北陸新幹線金沢開業について、「沿線自治体と鉄道事業者の緊密なパートナーシップにより、地域の個性に富んだ施設の整備と、地元力にあふれたソフト施策を顕著に充実させた」と評価。新幹線開業を契機に、広域エリアによる新たな観光ルートの形成など多くの波及効果をもたらしているとして、鉄道・運輸機構とJR東日本・JR西日本、沿線4県を受賞者として大賞に選んだ。

その他、特別賞として中国放送・広島電鉄の「被爆電車特別運行プロジェクト」、京浜急行電鉄の「わが国最高水準の安定輸送の実現」、大井川鐵道の「蒸気機関車『トーマス』でSLの新たな魅力を発信」の3件を選んだ。

中でも京急電鉄については、利便性の高い高頻度・高速運転や相互直通サービス、高い安全性と列車遅延を最小限に抑えた国内最高水準の安定輸送などで社会に大きく貢献してきたと論評。「人間優位の運行管理思想を社内の隅々まで徹底してきた、同社の長年の努力の賜物」と努力をたたえた。受賞者の表彰式は、10月14日に京王プラザホテルで実施する「鉄道の日」祝賀会の場で行われる。