「第86回米国アカデミー賞 短編アニメーション部門」ノミネート作品『九十九』(2012年)を制作したスタッフチームが手がけた映像コンテンツ『超機動街区 KASHIWA-NO-HA』の第一話が、10月1日に公開された。

「パークシティ柏の葉キャンパス一番街」をモデルにしたロボット「一番街機」

『超機動街区 KASHIWA-NO-HA』は、千葉県・柏市に実在する「柏の葉スマートシティ」のコンセプトである「世界の未来像を作る」をテーマに制作された3DCGアニメ作品で、『東京喰種トーキョーグール』の森田修平監督を筆頭に、美術監督に中村豪希氏、キャラクターデザインに桟敷大祐氏といったチーム『九十九』のメンバーに加え、脚本には『カウボーイビバップ』の佐藤大氏が参加。キャストには『マクロスF』早乙女アルト役の中村悠一、『攻殻機動隊 新劇場版』草薙素子役の坂本真綾、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』セフィロス役の森川智之ら人気声優陣を起用している。

アニメは2018年の「柏の葉スマートシティ」を舞台に据え、マンションの購入を検討しているある一家の視点から、"住民たちの気持ち(民意)がシンクロして一つになった時にロボットに変身(トランスフォーム)するマンション"が存在する世界観が、全3話で描かれる。


「自分たちの街がロボットだったら?」という子どものころに抱いたような空想を、実在する街を使って再現した本作。『機動戦士ガンダム00』『革命機ヴァルヴレイヴ』などでメカニックデザインを担当した柳瀬敬之氏の手によるロボット「一番街機」が、マンションからの見事なトランスフォームを見せる。「一番街機」は、2009年竣工のマンション「パークシティ柏の葉キャンパス一番」をモデルに、A~E棟の総戸数977世帯を搭乗させることができるなど、実際の建物・施設をベースにして構築された。

本作はWEBコミックとも連動。映像コンテンツ第1話配信に合わせ、『三番目の月』(ワニブックス)の漫画家・文尾文氏が手掛けるコミック第1話を同日10月1日、第2話を10月8日に「コミックウォーカー」にて配信する。

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