スマートイルミネーション横浜実行委員会は10月20日~11月3日、神奈川県横浜市の都心臨海部を中心に「スマートイルミネーション横浜 2015」を開催する。

「スマートイルミネーション横浜」2014年開催時の様子

「スマートイルミネーション横浜」は、アーティストが最先端の環境技術を活用し、「もうひとつの横浜夜景」を提案するアートプログラム。歴史的建造物などのライトアップや、参加体験型のインスタレーション、ワークショップなどで構成される国際アートイベントとなっている。

作品には、LEDや有機EL、蓄光塗料などの節電型の照明技術のほか、太陽光発電や電気自動車のバッテリー電源の利用など、さまざまな環境技術を有する企業等が披露する技術も用いられるという。

メインプログラムとなる「アートプログラム」では、会期中常設で作品群が展示される。"クイーン"と呼ばれる建造物「横浜税関」を擬人化し、塔の部分に投影されたクイーンが横浜の歴史を来場者に語りかける『たてもののおしばい「塔(クイーン)は歌う」』(高橋匡太)や、「開港の丘」がまだ海だったころの景色を表現した『ある海辺』(穴井佑樹×手塚健太郎)などさまざまな作品を用意する。

『たてもののおしばい「塔(クイーン)は歌う」』(高橋匡太)

『ある海辺』(穴井佑樹×手塚健太郎)

10月30日には、オープニングイベントとして『たてもののおしばい「塔(クイーン)は歌う」』のクイーンと、公募で集まった市民を含む「ゾウノハナ大合唱部」が歌う催しも予定している。

ほかにも、横浜の歴史的建造物などを活用し、企業等が自社の照明技術によるライトアップを行う「まちなか展示会」や、環境共生型の照明技術の新たな活用法作を発見・創造する機会と次世代のアーティストの育成を目的とした「FutureCity Yokohama スマートイルミネーション・アワード2015」も開催する。

なお、同イベントの詳細は公式サイトにて公開されている。