女優の浜辺美波が、10月7日スタートのフジテレビ系ドラマ『無痛~診える眼~』(毎週水曜22:00~)に出演することが16日、明らかになり、その役柄に合わせた金髪姿を披露した。

人生初の金髪姿を披露した浜辺美波

同作は、現役医師・久坂部羊の医療サスペンスミステリー『無痛』を、西島秀俊の主演でドラマ化するもの。現代の制度の矛盾を突きながら、心神喪失者・心神耗弱者による罪の責任能力について規定した刑法39条の是非をも問う社会派作品だ。

浜辺は、NHKの朝ドラ『まれ』や、9月21日に放送されるフジ系ドラマ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の本間芽衣子(めんま)役など、清純なイメージが強いが、今回『無痛』で演じるのは、鬱(うつ)や強迫性障害を抱える、教師一家殺害事件の容疑者・南サトミ。この役柄のため、生まれて初めて髪を染めた浜辺は「最初に自分自身の姿を見たときには、すごくびっくりして、なんだか笑っちゃいました」とその新鮮さに驚いていた。

もちろん、役作りは外見だけでない。浜辺はサトミのキャラクターを「殻は固いんだと思うんですけど、殻が固い分、壊れやすい、もろい人だと思います」と分析し、「ガードは固いけど、壊れやすい、そんなキャラクターに気を付けて演じられたらと思っています」と意気込みを示した。

キャスティングを担当した、共同テレビの貸川聡子プロデューサーは、サトミ役について「役柄としてとても難しく、かつこのドラマを象徴する存在の一人でもあるので、とにかく何の色もついていない、新鮮な女優さんを探していました」といい、今回オーディションで出会った浜辺に「かわいらしい外見の奥に秘めた強さと弱さのアンバランスさをとても魅力的に感じ、サトミのイメージが膨らみました」と期待を語っている。

初めての髪染めに挑む浜辺