万が一の時のための防災グッズですが、何を用意していますか? 食料品のストックとともに大事なのが非常時のトイレの準備です。今回は身近な材料で用意できる非常用トイレの作り方を紹介します。
用意するもの
・大人用紙オムツ
・色付きのゴミ袋 (70L)
作り方
ここでは大人用の紙オムツを使用します。パンツタイプではなく、パッドタイプを用意してください。大人用の紙オムツは乳児用の紙オムツと比べ、吸収できる水分の量が多いのが特徴です。
作り方は至って簡単です。ゴミ袋の底に紙オムツを広げておき、それをトイレの便器に配置するだけ。紙オムツはテープが付いているものがありますが、貼らずにそのまま置いてください。
70Lのゴミ袋だと便器に無理なく広げられます。これで完成です。
今回は700mlを吸収できる「長時間タイプ」を1枚使用しました。実際、どのくらいの水分量を吸収できるのか試してみましょう。上から水をかけてみます。700mlを入れ終わると、紙オムツは水分でパンパンでしたが、あふれることなくきちんと吸収されていました。大人の尿1回分はおよそ150mlと考えると、およそ4回分となります。
廃棄する時はゴミ袋をトイレから取り外すだけ。オムツだけを取り出して、再度新しいものをセットして使ってもOKです。もしもトイレに設置できない時は、大人用紙オムツを中にセットしたゴミ袋を平置きにして使うこともできます。ゴミ袋なので口をしめておけば、ニオイも防げます。
大人用オムツは、さらに多くの水分を吸収する「就寝時用」などがあるので、季節や使う人数などに応じて使い分けてもいいと思います。ニオイが気になる場合は、専用の消臭剤などもあるので、オムツといっしょに備蓄しておいてもいいですね。
執筆:麦原ケイ (ベル・エキップ)
猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。