イノベーションは、20代~50代の管理職や部下を持つ社員を対象に「あなたの職場環境に関するアンケート」を実施した。調査は8月19日~20日にかけて行い、329人から有効回答を得た。

ゆとり世代は「効率性重視」

「営業」にとって、必要だと思う能力について尋ねたところ、「行動力」(78.1%)、「積極性」(63.2%)、「コミュニケーション力」(62.0%)が上位を占めた。その中で最も必要だと思う能力は何であるか聞くと、「コミュニケーション力」(26.4%)と「行動力」(25.8%)がほぼ同率だった。

「営業」にとって、必要だと思う能力は何ですか?

周囲の「ゆとり世代」の部下や後輩は、どのような能力が高いと感じるか聞くと、「忍耐力」「行動力」が高いと感じている人は10%以下だった。「積極性」「責任感」が高いと感じている人も1割程度で、ゆとり世代は「忍耐力」「行動力」「積極性」「責任感」が低いと感じている人が多いことがわかる。

周囲の「ゆとり世代」の部下や後輩は、以下の能力が高いと感じますか?

「ゆとり世代」の社員の営業力について尋ねたところ、「とても営業力が高い」(2.7%)と「どちらかと言えば高い」(12.8%)を足しても15.5%なのに対し、「とても営業力が低い」(9.4%)と「どちらかと言えば低い」(33.1%)の合計は42.5%と、約3倍近い差がついている。

"各世代の営業"の特長についてイメージを聞くと「団塊世代」は半数近くの人が「行動重視型」と回答した。行動重視型は年代を経るにつれその減少し、「ゆとり世代」は3%程まで減っている。一方で、ゆとり世代は無理なく効率よく取り引きを決める「効率性重視型」割合が他の世代と比べて高かった。

各世代の営業の特長について、イメージに最も近いものをそれぞれ選んでください

「ゆとり世代」の社員に対して、評価できる部分を尋ねると、「ITツールを利用して効率よく業務をこなす」という回答が最も多かった。パソコンや携帯電話、スマートフォン等のITツールに囲まれて育った「ゆとり世代」は、他の世代よりも効果的にITツールを活用して、効率よく仕事をこなしていると感じているようだ。

「ゆとり世代」の社員に対して、評価できる部分