昭和有名人の珍しい名字ランキング - 3位に「いかりや」! 1位はあの人に

リクルーティングスタジオはこのほど、月間400万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」およびWEBサイト「名字由来net(Web)」から「昭和の珍しい名字の有名人ランキングベスト30」を発表した。同ランキングでは、同アプリ・サイトの名字データベースから昭和に活躍した有名人を独自に抽出し、珍しい名字の中から電話帳データをもとに実世帯が確認できるもののみを集計した。人数が少ない名字を上位として算出している。


「昭和の珍しい名字の有名人ランキングベスト30」

第1位は、小説家や画家であった「武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)」さんとなった。「武者小路」さんは、全国人数およそ20人の非常に珍しい名字で、現在も京都府京都市上京区に武者小路町という地名が残っている。

2位は御木本真珠店(現ミキモト)の創業者で、"真珠王"ともいわれた「御木本幸吉(みきもとこうきち)」さんとなった。「御木本」さんも全国人数およそ20人の珍しい名字で、「御木本幸吉」さんの出身地である三重県鳥羽市にみられる。3位はザ・ドリフターズの「いかりや長介(ちょうすけ)」さんの名字「碇矢」さんとなった。「碇矢」さんの全国人数はおよそ30人で、「や」の漢字が異なる「碇谷」さんは全国人数およそ950人、「碇屋」さんはおよそ200人いるとされている。

8位の「淡谷」さんには、有名人として歌手の「淡谷のり子(あわやのりこ)」さんがいる。全国人数およそ200人のうち、4分の1となるおよそ50人が青森県民とのこと。また、10位の「一言」さんには、元プロ野球選手の「一言多十(ひとことたじゅう)」さんがおり、「一言」さんは全国におよそ300人。「一言多十」さんの出身地である静岡県におよそ200人が存在している。

他にも、映画監督の「深作欣二(ふかさくきんじ)」さんは茨城県の出身で、21位「深作」さんのルーツも、現在の茨城県である常陸国茨城郡にあるとされている。現在でも茨城県に多く、全国人数およそ2,500人のうち半数以上のおよそ1,300人が茨城県に住んでいる。28位には公文式の数学で有名な「公文」さん、29位には『ウルトラマン』などを手がけた特撮監督の「円谷英二(つぶらやえいじ)」さんの姓「円谷」さんがランクインした。「円谷」さんは全国におよそ5,500人みられ、出身地である福島県には半数以上のおよそ2,700人が居住している。

今回ランクインした中では、3位「いかりや長介」さん、4位「夏八木勲(なつやぎいさお)」さん、9位「地井武男(ちいたけお)」さん、11位「森繁久彌(もりしげひさや)」さん、23位「三船敏郎(みふねとしろう)」さん、25位「名古屋章(なごやあきら)」さん、27位「蟹江敬三(かにえけいぞう)」さんなど、俳優として活躍した有名人の名字が多く並んだ。