モデルの押切もえが「第100回記念二科展」で初入選し、作品が展示されている東京・六本木の国立新美術館で2日、報道陣の取材に応じた。

「第100回記念二科展」で初入選した押切もえ

今年で100回目を迎えた二科展は、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部門からなる公募展。桜を描いた絵画「咲くヨウニ1」で応募した押切は、絵画部門3,043点の中から入選を果たした。なお、アイドルグループ・乃木坂46の若月佑美も、デザイン部門で4年連続で入賞している。

初応募で入選した押切は、「『入ったか~!』とストレートにうれしかった」と小学校以来だという賞に大喜び。26歳頃から本格的に始めたという絵画だが、「もともと花を描くのが好き。綺麗にそのまま描かないで、あえて『何だろう?』と思わせる感じにしました」と作品について語り、周囲の反応を、「『もっと優しい絵を描くと思ってた』とみんなビックリしてました」と明かした。

長い時は5時間ほど絵を描き続けるというが、「仕事の忙しさを絵にぶつけてリフレッシュしてます。時間を忘れて、明るい気分になれます」とすっかり絵画に夢中。桜がモチーフの作品にちなみ、報道陣に"プライベートの春"を聞かれると、「そうですね。今は七分咲きくらいかな。タイトルが『咲くヨウニ1』なので、プライベートも咲けるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

また、トークは、佐野研二郎氏がデザインした2020年東京オリンピックエンブレムが、"パクリ疑惑"の影響で使用中止になった話題に。エンブレムのデザインは、再公募するという展開になったが、応募の意志を問われると、「えーっ!! すごく大変そう……。私はたいしたもんじゃないから、LINEのスタンプ作りが精一杯」と恐縮して笑いを誘っていた。