日本経済研究センターは1日、2015年7月の月次GDP(実質国内総生産)は前月比0.1%減となり、4カ月連続で減少したと発表した。下げ幅は前月(0.0%減)より0.1ポイント拡大した。

月次GDP総括表(出典:日本経済研究センターWebサイト)

民間消費はプラスに転じる

民間最終消費支出は同0.1%増、民間企業設備投資は同0.2%増と、ともにプラスへ転じた。民間住宅投資は同1.6%増とプラスを維持。この結果、国内民需のGDP成長率への寄与度は同0.0%ポイント増となった。

公的固定資本形成は同0.5%増と4カ月連続のプラス。輸出は同0.6%増、輸入は同1.8%増となり、外需のGDP成長率への寄与度は同0.2%ポイント減となった。

月次GDPは、政府が四半期ごとに発表しているGDP(国内総生産)について、各需要項目推計の際に基礎となる月次統計を利用して、同センターが独自に推計、公表している月ごとの日本経済全体の動きを把握する指標。