なぜ寝苦しいのか。
それは敷布団(ベッドのマット)と身体が密着しているから。そこに熱がこもるからなのではないか。
そこで、ハンモックをつるして、この密着型の灼熱地獄から脱出し、エアコンに頼らず快適な夜を過ごすためのハンモック計画にチャレンジしてみました。
材料
・メッシュ式ハンモック (ベトナムの市場でおみやげ用に売っていたものを使います。値段はたしか1,000円くらい。日本の山岳用品ショップなどでは6,000円くらいから手に入るようです)。
・カラビナ (各種。1,000円前後~) 2個
・木ねじ 8本。体重を支えられるもの
・フック 2個。体重を支えられるもの
作り方
まず下穴を開けます (4カ所)。
電動ドリルの先端を「+」のドライバーに換えてフックを固定します。
4つの木ねじをはめ終わったところ。下穴をあけて電動ドライバーを使っても足りないときは自分の力で (休みながら作業して4日がかりとなりました……)。
下穴をあける時やねじを使う時は、このように紙を貼っておくと木くずが散らかりにくくなります|
固定作業中。かなり力が必要です。
フックの固定を完了しました。
ハンモックにカラビナを通します。
フックにカラビナを通します。
これでベッドの上にハンモックを設置できました。
ハンモックを広げたところ。
実際に使ってみたら……
実際にハンモックで眠ってみたところ、期待通り、熱がこもりにくく、比較的涼しく快適に眠ることができました。
しかし、ちょっと予想外にうまくいかなかったことが2つありました。
1つは、ハンモックが紡錘 (ぼうすい) 形をしているので、身体が縮こまってしまって、狭苦しい感じがしたことです。これにはちょっと辟易しました。ただこれは、平面型のハンモックであれば解消できる可能性が高いです。
もう1つは、予想外にハンモックが揺れることです。ゆらゆら揺れるハンモック。実は筆者、この揺れで気づいたのですが、酔いやすい体質なのです。そういえば車にも酔うし、船にも酔うのでありました。これはちょっと予想外。
すごく暑い夜の寝苦しさと、乗り物酔い的な気持ち悪さ……なんだか究極の選択になりそうです。
とはいえ、柱に穴をあけても大丈夫な部屋に住んでいて、乗り物酔いしないタイプの人にはオススメできます。ハンモックをこれから購入する場合は、紡錘形でなく平面タイプのを選ぶとよいと思います。
執筆:ベル・エキップ
未来生活デザイナー。著書に「手で撮るようにわかるデジタルカメラ徹底活用術」(二期出版)、「人に聞けないパソコン何でも相談」(日本経済新聞社)、「ライフログ入門」(東洋経済新報社)、「記憶する道具」(NTT出版)など多数。
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