子育てをする男性(メンズ)=「イクメン」。すっかりおなじみとなったこの言葉だが、実際何をすれば「イクメン」として認められるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち子育て中の男女100人に「イクメンの条件」について聞いてみた。

Q.どんな人が「イクメン」だと思いますか? 何をしていれば「イクメン」といえますか? 「イクメン」の条件を教えてください。

●●できる

・「子どものおむつを一人で替えられる」(33歳男性/東京都/電機/技術職)
・「赤ちゃんのおしめ・ミルクまで手伝う」(50歳以上男性/山梨県/建設・土木/技術職)
・「うんちをしたおむつを替える、食べ物を食べさせる」(45歳男性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「家事や、子どもの遊び相手」(31歳男性/東京都/運輸・倉庫/技術職)
・「お風呂、ご飯を作ってくれる」(28歳男性/千葉県/情報・IT/技術職)
・「料理もできる」(29歳男性/東京都/建設・土木/営業職)
・「子どもが困っていたら助けてあげて、送り迎え、食事などサポートしてくれる人」(39歳女性/愛知県/自動車関連/その他)
・「家事全般をやってくれる」(27歳女性/広島県/情報・IT/事務系専門職)
・「オムツ替えや離乳食作り、お風呂など、授乳以外の母親でなくてもできる事をやっていたらイクメン」(31歳女性/東京都/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「嫁がお風呂にゆっくり一人で入って出てきたらこどもがすでに寝る体制に入っているところまでできる人」(31歳女性/香川県/機械・精密機器/事務系専門職)

ひとりで子どもの面倒を見られる

・「子どもの世話をひとりでもできる」(29歳女性/京都府/自動車関連/技術職)
・「ひとりで1日面倒を見られる」(30歳女性/群馬県/機械・精密機器/事務系専門職)
・「お風呂に入れる、ご飯を食べさせる、など一通りこなしてくれる人」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)
・「子どもの面倒(準備から片付けまで)が一通り無理なくできて、それを親として当たり前だと思える人。母親から子どもを『預かってあげてる』意識の人は偽イクメン」(33歳女性/大阪府/小売店/販売職・サービス系)
・「食事、入浴、おむつの世話など、基本的にひとりで赤ちゃんの面倒が見られる人」(30歳男性/山口県/学校・教育関連/専門職)
・「オムツ替えや寝かしつけ、子どもと二人で半日~一日問題なく一緒に過ごせる人」(37歳男性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/技術職)

妻と同じくらい育児をする

・「育児に関して夫婦が同等の立場で行っている」(48歳男性/兵庫県/情報・IT/技術職)
・「家事育児を奥さんと同等以上にこなす。また、やっていることを奥さんに自慢しない」(50歳以上男性/神奈川県/電機/技術職)
・「育児の半分程度をしていないとイクメンとはいえない」(50歳以上女性/群馬県/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「家事を半分以上行えばイクメンだと感じる」(28歳男性/東京都/金融・証券/専門職)

積極的に育児に参加

・「家事も子育ても自主的にやる」(32歳女性/静岡県/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「自主的に子育てに参加」(24歳女性/愛知県/その他/営業職)
・「育児を積極的に手伝ってくれる」(31歳女性/神奈川県/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「子どもの面倒を進んでみる夫。何も言われなくても、自ら進んで育児をしてくれる」(28歳女性/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「家事や育児をポジティブにとらえ、実践できる人」(46歳男性/東京都/その他/クリエイティブ職)
・「笑顔で子育てする」(29歳女性/神奈川県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「育児を手伝うのではなく、自分からする人」(32歳男性/静岡県/小売店/事務系専門職)

育児を優先する

・「育児休暇を取り、家庭第一主義である」(31歳男性/神奈川県/その他/その他)
・「仕事よりも家庭優先」(26歳男性/新潟県/農林・水産/技術職)
・「自分の時間を犠牲にして子育てをすること」(32歳男性/埼玉県/商社・卸/事務系専門職)
・「育児休暇を取る人」(33歳男性/兵庫県/小売店/販売職・サービス系)
・「有休にためらいがない」(28歳男性/千葉県/医療・福祉/事務系専門職)

妻を立てる

・「子育てに積極的なだけでなく、どんな面でも奥さんをサポートしている人」(26歳女性/神奈川県/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「週末に子どもと遊ぶ時間を作ってくれ、妻をねぎらうことができる人」(32歳女性/東京都/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「妻の要望(物理的なものから精神的なものまで)に可能な限り応えられる」(35歳女性/埼玉県/ソフトウェア/技術職)
・「子どもになつかれ、奥さんをいたわる人」(30歳女性/東京都/生保・損保/営業職)

その他

・「育児と仕事を両立させる」(25歳男性/埼玉県/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「文字通りでそのまんま。育児にきっちりと取り組めていれば良いんじゃないか?」(45歳男性/兵庫県/商社・卸/販売職・サービス系)
・「やさしい人」(50歳以上男性/京都府/その他/その他)
・「子どもの面倒をしっかり見てくれる人。子ども好きな人」(24歳女性/山口県/食品・飲料/専門職)
・「子育てに一生懸命な人」(47歳男性/宮城県/ソフトウェア/技術職)
・「子育てしてるのがイクメンでは?」(33歳男性/東京都/情報・IT/技術職)
・「二人目でも1人目並みに動いている人。二人目になると手伝わない人が多いから」(37歳女性/埼玉県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「いつも妻と子どもの事を考えている人」(34歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「ママの負担にならない」(35歳女性/東京都/その他/クリエイティブ職)
・「育児に関する知恵を数多く持ち合わせ、かつ実践している人」(22歳男性/埼玉県/食品・飲料/技術職)
・「子どもをあやすのがうまい」(30歳女性/埼玉県/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

子育て中の人は「イクメンの条件」をどうとらえているのだろうか。回答を見ていくと、「子育てに一生懸命」「いつも妻と子どものことを考えている」といった精神的なものから「おむつを替えられる」「ごはんをつくる」「子どもの遊び相手になる」など具体的な行動についてのものまで幅広い。人によってイクメンに求めるポイントや範囲は異なるようだ。

具体的な行動の中で目立ったのは、「ひとりで子どもの面倒を見られる」というもの。そのほか、「積極的に育児に参加」「妻と同じくらい(それ以上)育児をする」「育児休暇をとるなど育児を優先する」「妻を立てる」といった回答があった。中には「ママの負担にならない」なんてものも。あなたが思う「イクメンの条件」はどんなものだろうか?

調査時期: 2015年8月19日~20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 子育て中の100人(男性45人、女性55人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません