和牛万博実行委員会は8月20日~30日、「和牛万博 2015」を「大久保公園」(東京都新宿区)にて開催している。全国から厳選された極上ブランド和牛が集まる同イベントでは、どのようなメニューが提供されているのか、このほど行われたメディア向け内覧会に行って確かめてきた。

「和牛万博 2015」

同イベントでは10店舗が出店し、それぞれの和牛を使用したオリジナルメニューを楽しめたり、産地の協力によって高級肉がお得に食べられたりする。店舗を一つ一つ見ていこう。

どのメニューにも厳選された和牛のみを使用!

9,900円の超高級ステーキ!

イタリア料理店「In Bosco×@meat」(東京都文京区)では、同イベント最高価格の「黒毛和牛 リブロース厚切ぜいたくステーキ」(9,900円)が登場。2㎝の肉厚を誇る肉は、軟らかく甘みがある未経産(子供を産んでいない)雌牛のA5ランクを使っている。演出にもこだわり、黒トリュフをふんだんにトッピングした。

「黒毛和牛 リブロース厚切ぜいたくステーキ」は、見ているだけでうっとりしてしまう肉厚とサシの細かさ

じっくり約10分焼いたステーキは、飲み込んだ後にも肉の風味がずっと余韻のように残り、幸福感が続く。

「黒毛和牛 リブロース厚切ぜいたくステーキ」(9,900円)

他にも、肉をふんだんに使った「黒毛和牛 ごろごろパスタ・ボロネーゼ」(1,200円)や、肉がパンからあふれでるほどボリュームがある「黒毛和牛 A5 焼肉こぼれイタリアンサンド」(1,200円)が食べられる。

肉汁が止まらない焼きしゃぶ

焼肉串バル「ろっきー」(東京都港区)は、「福岡北九州秘伝のたれ! 炭火焼しゃぶ」(1,500円)を提供している。炭火焼しゃぶとは、リブロースをしゃぶしゃぶ用の肉のように薄切りにして、さっとあぶった一品。秘伝のタレには、ニンニクやりんごなどが漬け込まれている。

リブロースを薄切りにして炭火であぶる

口の中に入れると、すぐにほどけてしまうほど軟らかい。さっとしかあぶっていないので、薄切りなのに肉汁があふれでてきた。

「福岡北九州秘伝のたれ! 炭火焼しゃぶ」(1,500円)

和牛のソーセージが食べられる!

肉料理店「肉山」(東京都武蔵野市)からは、赤身の多い岩手県花巻市の「短角牛」をぜいたくに使った「短角牛のサルシッチャ(ソーセージ)」(1本/600円~)が登場する。

「短角牛のサルシッチャ」(1本/600円~)

A4ランクの肉を大きめにカット

和牛万博限定で出店している「和牛好寄合所」では、「ダイスカットステーキ」(1,200円)を用意。A4ランクの一枚肉をダイス状にカットした。ステーキソースには、「ステーキソース」「昆布塩」「サルサソース」「ポン酢」の4種類がある。

「ダイスカットステーキ」(1,200円)

サーロインはご飯と相性抜群

焼肉屋「コソットSP」(東京都港区)は、A5ランクの雌牛を使った「最高級A5サーロインの焼きしゃぶ丼」(1,500円)を販売している。あぶったサーロインに、のり、キムチ、刻んだねぎが添えられており、ご飯が進む。

「最高級A5サーロインの焼きしゃぶ丼」(1,500円)

ブランド牛をふんだんに使った串が登場

滋賀県の「近江牛」と岡山県の「千屋牛」を合わせた「二種合わせ串」(1,500円)を提供しているのは、焼肉屋「松坂牛 闇市」(栃木県真岡市)。

「二種合わせ串」(1,500円)

同店では、ほかにもブランド和牛「松坂牛」を使った「松坂牛のしぐれ煮カレー」(1,200円)や、「松坂牛のすじ煮込み」(600円)を販売している。

「松坂牛のしぐれ煮カレー」(1,200円)

和牛の生ハムで巻いて食べる焼きそば

一風変わったメニューがあるのは、もんじゃ焼き屋「大木屋」(東京都中央区)だ。同店は、今回のために「和牛すね煮込みの甘辛焼きそば」(900円)を開発した。梅干しに漬け込んだ和牛の生ハムを乗せた「和牛ばら肉の梅生ハムのせ」(1,200円)も用意しており、生ハムで焼きそばを巻いて食べるという贅の極みを実践できる。

「和牛ばら肉の梅生ハムのせ」(1,200円)

生ハムで焼きそばを巻いて食べるという贅の極みを実践

30日間熟成させた肉はステーキで

「京都熟成肉専門店 听(ポンド) ステーキハウス」(京都府京都市)は、200gのサイコロステーキ「听ステーキ」(1,200円)を提供する。サイコロ状の肉は一見ゴロゴロしているが、酵素の働きで非常に軟らかい。30日寝かせた熟成肉のステーキは、肉本来の味を楽しめる。

「听ステーキ」(1,200円)

雌牛にこだわった牛すじ丼とステーキ

脂が乗ったA4ランク以上の雌牛にこだわった居酒屋「でですけ」(東京都渋谷区)では、肉の脂がご飯にしみこんだ「牛すじ丼」(600円)と、きめ細かい肉質とほどよくサシの入った「和牛ステーキ 150g」(1,500円)の2種類が用意されている。

「牛すじ丼」(600円)

「和牛ステーキ 150g」(1,500円)

赤身のみを使用した焼肉店

赤身焼肉の専門店「しょうろ苑」(東京都港区)の「赤身牛串」(1本/1,200円)は、A5ランク黒毛和牛の「しんたま(内もも)」を使用。かんきつ類をたっぷり使ったタレがもみこまれており、口に入れた時にふわっと酸味を感じられる。後味はさっぱりしていて、何本でも食べられそうだ。

「赤身牛串」(1本/1,200円)

同イベントの開催時間は11時~21時(ラストオーダーは20時30分)で、入場は無料。会場内の券売機で、300円の食券を食べたい料理の価格分購入する。日本が誇る和牛をお得な値段で楽しめるので、ぜひこの期間に一度は参加してみてほしい。

会場の様子

口の中をさっぱりとさせるかき氷も販売

※価格は全て税込