HKT48の兒玉遥、多田愛佳、穴井千尋が18日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿本店で書籍『HKT48成長記 腐ったら、負け』(発売中 1,404円税込 角川春樹事務所刊)の発売記念イベントを行った。

書籍『HKT48成長記 腐ったら、負け』の発売記念イベントを行ったHKT48の多田愛佳(左から)、兒玉遥、穴井千尋

同書は、福岡市を拠点に活動しているHKT48の初めてとなるオフィシャルヒストリー本。246ページにわたってHKT48誕生から現在までの軌跡をメンバー全員のインタビューや地元マスコミ、尾崎劇場支配人や指原莉乃などの証言から辿っていく。

兒玉は「HKT48はよく楽しそうだとか仲が良いと言われていますが、幸せな感じというよりもメンバーの困難や辛いことが多く書かれています」と同書を解説。「普段、正直な気持ちを発することがないのでインタビューは緊張しました。たくさんのインタビューを重ねましたが、昔のことを思い出すだけで涙が出ちゃったりします。全力で語りながら作った本なので、たくさんの方に読んで欲しいです」とアピールした。

その兒玉と穴井は同グループの1期生として活躍しているが、結成から1年後に指原莉乃がAKB48から移籍。HKT48は急成長を遂げた。兒玉は「総選挙4位のさっしーが来るなんて芸能人が来るのかと思いました」と当時を振り返り、穴井も「大先輩だったし話もしたことがなかったのでどうなるか不安もありましたが、今はさっしーにいろんな事を教わっているので幸せだと思っています」と笑顔。また、その後は多田が指原と同じくAKB48から移籍。多田は当時を「AKB48にいた時はHKT48が子供のイメージ。年下が嫌いなので仲良く出来ないと思いました」と赤裸々に明かしつつ、「まんまと仲良くなっちゃいましたね(笑)。今は毎日毎日メンバーと会うのが楽しみで、移籍して良かったと心から思っています」とメンバーに感謝の言葉を述べた。さらに「私は腐りかけてます…。だから私にとってHKT48のメンバーはお寺みたいな感じ。黒い部分を知らない無邪気なところがいいですね」と独特の言い回しでメンバーを賞賛していた。