おたる水族館(北海道小樽市)はこのほど、深海魚「イサゴビクニン」の展示を開始した。

大型の深海魚「イサゴビクニン」の展示を開始

ゼリー状の皮膚の大型深海魚「イサゴビクニン」を展示

同個体は、同館で11月29日まで開催中の特別展「深海」にて展示するもの。同展は、未知の領域でもある深海をテーマに、過酷な環境やその中で生きる生物や地形、それらを調査・解明しようとする人間の試みなどを、映像や模型・写真パネルなどで紹介するものとなる。

飼育員の手の大きさと比べても、その巨大さがわかる

「イサゴビクニン」は、カサゴ目クサウオ科の深海魚で、最大70cmとクサウオの仲間では大型種に入る。大きな丸顔や、うねうねした口元の形、ゼリー状で柔らかい体など、非常に変わった魚となっている。飼育員の手の大きさと比べても、今回展示している個体の巨大さがわかる。

同展の開催期間は、3月21日~11月29日。開催場所は、同館内「海のパノラマ水槽前」。