JR西日本金沢支社は7日、「北陸デスティネーションキャンペーン」開催に合わせて七尾線に導入する観光列車「花嫁のれん」の運転計画を発表した。運転開始日は10月3日。全車指定席の特急列車として、金沢~和倉温泉間を1日2往復する。

JR西日本の観光列車「花嫁のれん」外観イメージ(画像はすべてJR西日本金沢支社提供)

観光列車「花嫁のれん」はキハ48形2両編成を改造し、「和と美のおもてなし」をデザインコンセプトに、北陸の伝統工芸である輪島塗りや加賀友禅をイメージした外観に。1号車の座席は赤・黒を基調とし、金沢金箔や輪島塗りを活用した車内装飾を施した。2号車には和風個室を設置。車内アテンダントが乗車し、和菓子・スイーツ・利き酒セットの販売など、車内サービスも実施される。

今回、同列車の2015年度秋季・冬季の運転計画が決定。10~12月は「北陸デスティネーションキャンペーン」開催にともなう特別運転として、土日祝日の他に月・火・金曜日も運転(12月8日は除く)される。1・2月は土日祝日を中心に運転予定。運賃・料金は七尾線の他の特急列車と同様の取扱い(金沢~津幡間はIRいしかわ鉄道線)となる。

同列車の運転時刻は、下り「花嫁のれん1号」が金沢駅10時15分発・和倉温泉駅11時37分着、「花嫁のれん3号」が金沢駅14時15分発・和倉温泉駅15時32分着、上り「花嫁のれん2号」が和倉温泉駅12時7分発・金沢駅13時21分着、「花嫁のれん4号」が和倉温泉駅16時30分発・金沢駅17時53分着。各列車とも途中の羽咋駅・七尾駅に停車する。

1号車の車内イメージ

2号車の車内イメージ

「花嫁のれん」ロゴ

金沢駅で北陸新幹線との接続を図るほか、七尾駅・和倉温泉駅で快速「のと里山里海」(のと鉄道)との接続も考慮されたダイヤに。「花嫁のれん1号」は和倉温泉駅にて、能登半島定期観光バス「のと恋路号」にも接続する。なお、2016年3月以降の運転日・ダイヤなどについては、「別途お知らせいたします」とのこと。