JR東日本は東京総合車両センターの一般公開を22日に開催する。体験イベントや物産販売に加えて車両展示も行われ、山手線にて秋頃から営業運転開始予定の新型車両E235系(量産先行車)も展示される予定だ。

山手線の新型車両E235系(量産先行車)。東海道線でも試運転が行われた

E235系量産先行車は11両編成(新造車両10両・改造車両1両)で、「KEN OKUYAMA DESIGN」が内外装のデザインプロデュースを行った。前面の大きな窓や表示器、山手線のラインカラー(うぐいす色)をグラデーションで表現した外観デザイン、中吊り広告の代わりにデジタルサイネージを設置した内装、環境性能や安全性・安定性の向上を図る最新技術の採用などが話題に。今年3月に都内へ輸送され、各路線で試運転が実施されてきた。

8月22日の「東京総合車両センター 一般公開」では、E235系をはじめ、E233系8000番台、E231系、209系1000番台、209系2100番台を展示予定。八高線・川越線209系の試乗会(整理券が必要)も行われる。車体洗浄装置通過体験(整理券が必要)・運転台(マスコン)操作体験といった体験イベントや、車体上げ下ろし実演・台車組立実演・密着連結器外し付け実演などの見学コーナーも設けられる。

また、品川警察署、品川消防署、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、大井競馬場、日本レストランエンタプライズ、総合車両製作所、ジェイアール東日本ライフサービス、福島県伊達市の協力により、車両展示や物産販売などのイベントも多数開催される予定。「楽しい一日を過ごしていただくために、さまざまなメニューを用意しております。皆さまのご来場を心よりお待ちしております」と発表している。

一般公開は入場無料で、開催日時は8月22日10~15時(荒天により中止する場合あり)。東京総合車両センターへの最寄り駅は大井町駅(徒歩約5分)となる。なお、展示車両の撮影に関して、三脚・脚立・自撮り棒などの使用を制限する場所があるとのこと。