――橋本さんは年明けに更新されたブログの中で、「去年のわたしは人として本当に良くなかった」とつづっています。改心のきっかけはあったのですか?

橋本「何がきっかけなのかわからなくて…。年明けとともに改心しました(笑)。年が変わって厄が落ちたのか、年始に帰省して地元に帰ったのがよかったのか。どちらだったのかよくわからないんですけど、2015年になってからいきなりフワ~ってつき物が落ちたように目の前が晴れた感じになったんです。きっと落ちるところまで落ちきったのがよかったんですよね」

――映画ではシリアスなシーンが多い構成になっていましたが、逆にデビューしてから一番うれしかったことは何でしょう。

桜井「私は小さなころから音楽番組が大好きだったので、それに出られることが本当にうれしかったですね。今でもそれは変わらずうれしいです。ずっと見ていたし、かっこいいなって思ってたところに自分が映ってるから」

橋本「『COUNT DOWN TV』とか『Mステ』とか、自分が映っていると本当に夢みたいだよね。私は、小さいころから好きだったアーティストさんと会えたこと、あいさつできたことです。BUMP OF CHICKENさんは小学生のころからすごく好きで、イントロクイズさせたら誰にも負けない自信があるくらいなんです。お仕事の現場でお会いできて、ずっと好きだった人が目の前にいることが、今でも信じられない」

――デビューから4年目を迎え、夢は変化しましたか?

桜井「今やらせてもらっていること全部がとにかく好きなので、歌も、ライブも、お芝居も、もっといろんなことに挑戦して、自分がやりたいことをやらせてもらえるこの環境を大事にしていきたいですね。そのためにも、もっとメジャーな存在でいられるように頑張りたいです。グループとしては、近い目標で言うと、紅白に出たいですね」

橋本「私ずっと将来の夢がなかったんです。特に乃木坂に入ってからは、自分がこの先したいことが見つからない状態で。でも、そろそろ本当に見つけたい。そういう目標があったほうが毎日を頑張れると思うんです。個人として何をしたいかってことを自分の中で明確にするのが、今一番の目標かなって思っています」

桜井「鳥居坂46のことはまだ全然わからないので、まだなんとも言えないんですが、多少なりとも乃木坂46に憧れをもってくれているような子たちが、この世界に入ってくるってことは、私たちが引き込んだようなものでもあるので、その子たちを幻滅させないような存在になれるような頑張りも、これからはしていかなきゃいけないかなとは思いますね」

桜井玲香 1994年5月16日生まれ。神奈川県出身。乃木坂46のキャプテンを務める。ほとんどのシングルで選抜を務める。日本テレビ系連続ドラマ『BAD BOYS J』や、劇団スーパー・エキセントリック・シアター創立35周年公演『Mr. カミナリ』への出演など、幅広く活躍。7月22日に発売される12枚目のシングル「太陽ノック」では、選抜を務めている。
橋本奈々未 1993年2月20日生まれ。北海道出身。乃木坂46の1期生としてデビュー。以降、ほとんどのシングルで選抜を務める。フジテレビ系連続ドラマ『SUMMER NUDE』などへの出演のほか、ファッション雑誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとしても活躍中。7月22日に発売される12枚目のシングル「太陽ノック」では、フロントメンバーを務めている。