トヨタ自動車は23日、レクサスのFR車として初のターボエンジン搭載モデル「IS200t」を追加設定したほか、積雪寒冷地域の需要に応え「IS300h」にAWD仕様の追加設定、外板色を"F SPORT"専用色などを加えた全10色設定にするなどの一部改良も行って、8月3日に発売すると発表した。

「IS200t "F SPORT"」(オプション装着車) カラーは「ヒートブルーコントラストレイヤリング」

IS200tは、2.0L直噴ターボエンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-iWを組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現するD-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させて滑らかな加速フィーリングを実現した。トランスミッションには8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック)を搭載し、本格的なスポーツドライビングを提供。また、フロントにはパフォーマンスダンパーを標準装備し、ハンドリング特性をシャープにすることで高い操縦安定性を確保している。

IS300hのAWD仕様には、前後輪に動力を配分するトランスファーにトルセンLSDを採用。トランスミッションからの駆動トルクを適切に配分し、高い走破性と優れた操縦安定性を実現する。さらにカウンターギヤ歯車の加工精度を向上させるなど、高い静粛性も確保した。

「IS200t "version L"」 カラーは「ソニッククォーツ」

そのほかの一部改良として、「IS350」には「IS200t」と同様にフロントにパフォーマンスダンパーを標準装備。外板色には、"F SPORT"専用色「ヒートブルーコントラストレイヤリング」「ソニッククォーツ」「マダーレッド」を新たに加えた全10色を設定した。

価格は、IS200tが454万4,000円~509万2,000円、IS300hが499万9,000円~627万8,000円(AWD仕様は540万3,000円~627万8,000円)、IS350が544万3,000円~619万円、IS250が479万3,000円~566万8,000円(いずれも税込)。