日本チェーンストア協会は22日、2015年上半期(1~6月度)のチェーンストア販売概況(速報)を発表した。それによると、上半期の全国スーパー売上高は6兆4,525億円となり、既存店ベースで前年同期から横ばいとなった。

食料品は好調を維持

1~3月は、食料品は好調だったが、衣料品、住居関連品は気温の影響や駆け込み需要のあった商品が不調だった。4月以降は、駆け込み需要の反動が全体に影響したほか、食料品を中心に売れ行きがよかったという。

上半期(1~6月)の販売動向

部門別に見ると、食料品は同2.3%増の4兆1,391億円、衣料品は同3.8%減の5,956億円、住居関連品は同3.9%減の1兆3,162億円、チケット販売などのサービスは同5.5%減の190億円、その他は同4.0%減の3,827億円と、食料品以外はマイナスとなった。

6月の全国スーパー売上高は1兆699億円となり、既存店ベースで前年同月比0.3%増加した。前年を上回るのは3カ月連続。食料品は相場高の影響があった農産品や惣菜などが好調だった。一方、衣料品、住関品は気温低下が響き、季節商品を中心に苦戦した。

部門別に見ると、食料品は同2.8%増の6,918億円、衣料品は同6.7%減の998億円、住居関連品は同2.0%減の2,150億円、サービスは同2.1%減の29億円、その他は同6.8%減の602億円となった。

調査対象は、会員企業59社、9,370店舗。