JR東日本水戸支社はこのほど、常磐線大甕(おおみか)駅・石岡駅の新駅舎について発表した。大甕駅では今年秋頃をめどに駅舎の改築工事と自由通路新設工事に着手。石岡駅では9月5日から、橋上駅舎と自由通路を一部供用開始する。

常磐線大甕駅西口広場からの外観完成イメージ

常磐線石岡駅東交通広場方向からの外観完成イメージ

新しい大甕駅舎は地上1階地下1階建て、約945平方メートル。上下ホームにエレベーター各1基を備える。自由通路は幅約5.5m、延長約81m。「人と人を繋げる駅」をコンセプトに、駅周辺の美しい自然やふるさとを感じることができる、人と環境に優しい駅をめざす。日立市が進めるバス高速輸送システム(BRT)事業とも連携し、地域の顔や拠点としての役割も果たす駅となる。2018年頃の供用開始をめざす。

橋上駅舎化工事を進めている石岡駅では、コンコース、トイレ、上下ホーム、一部接続部分を除く自由通路などが9月5日から供用開始となる。その後、既存駅舎と人道橋の解体工事などを行い、2016年3月に橋上駅舎・自由通路ともに全面供用開始される予定だ。石岡市の進めるBRT事業とあわせ、新たな交通結節機能を持つ駅となる。