城崎マリンワールド(兵庫県豊岡市)はこのほど、公式Facebookにて、ドロイシガニの脱皮の様子を投稿した。
ドロイシガニが脱皮し、一晩にして真っ白に
6月19日、普段は土色の毛で覆われているドロイシガニが脱皮し、一夜にして真っ白になった。
同個体は、昨年8月に地元の漁港の漁船から譲り受け展示をしてきたもので、水深約30m~100mに生息しているため発見されることは少なく、展示されることも稀だという。
まだその多くが謎に包まれているドロイシガニの生態だが、泥の中で生活しているため時間が経つにつれ毛に色が着色してくるようで、脱皮後の白い姿を見ることができるのはたいへん貴重な機会となる。
ファーのようなふわふわの毛につぶらな瞳をしており、脱皮する前からとてもかわいかったが、じっとしていることが多く、周りの岩などと同化してなかなか目立たなかった。しかし、この見事なる変身で一躍脚光を浴び、スタッフも驚いたと同時に、大きな歓びを感じたとのこと。
同個体は8月中旬までの期間限定の予定で、同館内 2階にて展示中となる。