ソニーは13日、2015年6月30日に発表した新株式発行について、発行価格(募集価格)を1株につき3,420.5円に決定したと発表した。

手取概算額上限は3,001億3,448万円

同時に発行する転換社債型新株予約権付社債(CB)の転換価格は5,008円に決定。13日終値の3,526.5円に対し、公募価格の割引率は3.01%、転換価額のアップ率は42.01%となる。国内一般募集およびCBの申込期間は2015年7月14日~15日、払込期日は7月21日。

今回の国内一般募集、海外募集および第三者割当増資による手取概算額合計の上限は3,001億3,448万円。調達資金は、1,880億円を2016年9月末までにデバイス分野における積層型CMOSイメージセンサーの総生産能力を増強する設備投資資金に、残額を2016年9月末までにデバイス分野におけるモバイル・一眼カメラ向け等CMOSイメージセンサーの研究開発費に充当する予定。

また、新株予約権付社債の発行による手取概算額1,198億5,300万円については、計510億円をデバイス分野の設備投資資金などに充当するほか、250億円を2015年12月18日に償還期限の到来する第20回無担保社債の償還資金に、残額を2016年6月末までに返済期限を迎える長期借入債務の返済に充てるとしている。