――今回の来日で、何か日本を楽しまれましたか?

東京はいつも楽しい! 仕事、買い物、観光の3つを組み合わせているんだけど、昨日は大きな公園に行ったよ。浅草とか、歴史が感じられるものが日本にはある。昔だと、新幹線に乗って、猛烈に感動したよ。こんなに速い時速で走っているって。アメリカは列車がないけど、今、大陸を横断するものを作ろうとしている。新幹線を作った日本の技術者を入れてね。中国の列車も見たし、韓国のも見たけど、日本が最初だし、最初に乗ったから、とても日本に興味があるんだ。

――日本では60歳になると引退するという人もいますが、67歳にして第一線で活躍し続けられる秘訣は?

引退するというのは、その仕事がつまらないから引退するんだと思う。おもしろかったら引退する気にはならない。あるいは、法律で決まっているなど。でも私は、今やっていることが大好きなんだ! どうしてそれをあきらめないといけないのか。料理が好きなんだけれど、60歳になったからといって料理をやめなきゃいけないなんてバカバカしい。大好きなチェスも、楽しいのにどうしてやめる必要があるのか。人間は死ぬまで楽しいことはやめない。死んだらしょうがないけどね(笑)。旅行も好きで日本も好き。だから、日本に来るのは仕事だとは思わない。自分が楽しく作った映画のことを話すのも楽しい。トレーニングも中毒化しているから、苦にならない。環境のことを話すのも、クリーンな地球にしようと本当に信じているから楽しい。全部楽しいから、引退なんてとんでもない! 今、楽しい!

――"楽しい"という感情が大切なんですね! 最後に、今後の映画出演について教えてください。

『コナン』(シリーズ最新作『ザ・レジェンド・オブ・コナン(原題)』)は、とてもいいシナリオができている。3作目だね。また、双子の物語『ツインズ』の続編があって、今回は三つ子なんだ。3人目はエディ・マーフィが演じるんだよ(笑)。

7月6日に行われたジャパンプレミアの模様