カプセルルーム付き!? の執務室
続いては執務エリアへ。こちらも大きな窓から光が差し込み、明るく開放的だ。新しく入社した人のデスクには目印の風船が浮かぶ。
更に奥へ進むと、驚くべき場所があった。
中をのぞいてみると、"アメリカ版 人を駄目にするソファ"として知られるビーズクッション ヨギボーが用意されている。照明や目隠し用のブラインドもついているので、中にこもってまったりできそう。
とはいえ、なぜ会社にこのような場所を作ったのだろうか。田村さんに聞いてみた。
「社員がリフレッシュして仕事に取り掛かれるように、このカプセルルームを作りました。昼の休憩にも使えるので、ご飯を食べたあと眠気でどうしても集中できないときに仮眠を取る社員もいます」(田村さん)
カプセルルーム4室のうち半分は女性専用。休憩時間とはいえ、デスクでお昼寝はちょっと…という女性社員にも有り難い気遣いだ。眠気と闘いながら仕事をするより、ここで仮眠を取った方が仕事の効率もあがるというもの。
執務エリアにはカプセルルームの他にも、エンジニアがこもれる完全個室を用意。ディスプレイ付きの部屋もあり、1日こもってガッツリと開発に専念できる。こうしたエンジニアの働きやすい環境づくりは、代表取締役社長の工藤智昭氏がエンジニア出身であるということもその一因だ。
"人と人とがつながるフラットな職場"を目指す同社は、営業とエンジニアといった異職種の社員同士が話しやすい環境が作られている。一方で、エンジニアが主業務である開発に集中できる時間が足りなくなることもあったという。社内に設けられた個室は、例えば「この日は開発に集中する日」として、「集中」と「コミュニケーション」を両立するためのものなのだ。
以前のオフィスは「IT企業なのに、人が多すぎて社内のネットがつながりにくい時もありました(笑)」と田村さんが語るように、成長に伴う人員増加のためちょっと窮屈だったというジーニー。現在は広いオフィスに、カプセルルームや集中部屋などを取り入れるなどの工夫がされている。このような環境であれば、今後はいっそうのびのびと働けそうだ。