日本労働組合総連合会(連合)は2日、2015年春闘の最終集計結果(1日10時締切)を発表した。それによると、ベースアップと定期昇給を合わせた平均賃上げ額(加重平均)は前年同期比426円増の6,354円、平均賃上げ率は同0.13ポイント増の2.20%となった。賃上げ率は2年連続で2%を上回った。

ボーナスの年間平均は1万3,460円アップ

2015年春闘では7,280組合が要求を提出し、5,469組合が回答を引き出した。このうち、従業員300人未満の中小組合は4,111組合(前年4,125組合)で、平均賃上げ額は同349円増の4,547円、平均賃上げ率は同0.12ポイント増の1.88%となった。

ベースアップが確認できた組合は2,535組合で、平均ベア額は2,024円、率にして0.69%。このうち、中小組合は1,570組合で、平均ベア額は1,613円、率にして0.67%となった。

ボーナス(加重平均)の年間平均は同1万3,460円増の155万2,482円、月数は同0.06月増の4.84月。季別平均は同4万7,626円増の73万2,854円、月数は同0.12月増の2.37月となった。

一時金(組合員数による加重平均)(出典:連合Webサイト)

パートやアルバイトなどの非正規労働者の賃上げ(加重平均)については、時給の平均賃上げ額は同5.50円増の16.78円。月給の平均賃上げ額は同1,811円増の4,038円、賃上げ率(参考)は2.01%となった。