俳優の玉山鉄二が25日、東京・六本木ヒルズにオープンする期間限定バー「NIKKA WHISKY STROY BAR TOKYO」のお披露目イベントに登場し、抜群のテイスティングセンスで、プロのブレンダーを感心させた。

抜群のテイスティングセンスを見せた玉山鉄二

NHK連続テレビ小説『マッサン』で、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝を演じた玉山。プライベートでも毎日飲むほどのウイスキー好きで、その味だけでなく、自ら演じた竹鶴政孝や職人、製造過程にも造詣が深いという。そんな玉山を、ウイスキーの魅力を伝える「ニッカウヰスキーアンバサダー」に任命。早速、バーで出される3種類のウイスキーをテイスティングした。

ニッカウヰスキーのチーフブレンダー・佐久間正氏が目の前で注ぐ緊張の中、玉山は、まるで竹鶴政孝が憑依(ひょうい)したかような、真剣な表情で香りを確かめる。

そして「ピュアモルト」を「とてもバランスがよくて、すっきり、切れが良い」、「カフェグレーン」を「メープルのような甘みを感じる」、「ザ・ニッカ12年」を「ピート(泥炭)をすごく感じ、重厚感がある」とそれぞれ表現。これに佐久間氏は「ぴったりで素晴らしい」「本当に的確なコメント」と、玉山のセンスを絶賛し、アンバサダーに太鼓判を押した。

さらに、会場にいた1人の女性に合うウイスキーを玉山がチョイス。普段あまりお酒を飲まないという女性に、玉山は男性のタイプを尋ね、「誠実な人」という回答を聞くと、「カフェグレーン」のソーダ割りをオーダーした。これにも佐久間氏は「甘みがあってスッキリしているので、夏場にハイボールにすると、すごくおいしいと思います。素晴らしいセレクションです」と関心しきりだった。

会場の女性に「カフェグレーン」をセレクト

玉山は、アンバサダーの仕事について「一生懸命、ニッカウヰスキー、そしてジャパニーズウイスキーの素晴らしさを伝えていきたい」と抱負を。さらに「役者の仕事も、ウイスキーと竹鶴さんに出会って、いろいろ感化された部分がたくさんある。僕もウイスキーのように熟成していき、かっこいい大人になっていきたい」と、ウイスキー愛を通じた成長を誓った。

「NIKKA WHISKY STROY BAR TOKYO」は、六本木ヒルズ内の「ヒルズカフェ/スペース」に、6月26日から7月12日までの期間限定でオープン。店内では、9つのウイスキーにまつわるストーリーを紹介し、ニッカウヰスキーの歴史を楽しみながら、さまざまなウイスキーが味わえる。また、ウイスキーを使ったオリジナルフードメニューも4種類が提供される。

アサヒビール平野伸一副社長(左)から「アンバサダー」の名刺を授与

ニッカウヰスキー佐久間正チーフブレンダー(左)と、玉山

大量のウイスキーに笑顔

佐久間氏からテイスティンググラスをプレゼント