俳優の佐藤健が、日清食品『カップヌードル』のイメージキャラクターに起用されたことが4日、明らかになった。5日から新CMが全国で放送される。

『カップヌードル』の新CMに出演する佐藤健

新CM「SATYHOT ウマい」編では、佐藤がカップヌードルを口の中に入れ、「この味…」とつぶやいた次の瞬間、「カップヌードルぅぅぅぅキターーーーー!!」と叫びながら、勢いよく上空に飛び立ち、巨大ロボットに変身。そこから飛び出して、雲の中、嵐の中を抜け、麺の海をフォークでサーフィンしたかと思うと、サバンナの馬、サーキットのレーシングカーにふんし、今度は宇宙へ。カップヌードルのお肉(ダイスミンチ)の形をした惑星に到着したと思ったら、超満員のライブ会場のステージに立ち、大観衆に向けて「ウマいっ!」と、カップヌードルを突き出すという内容だ。

現在放送中のTBS系ドラマ『天皇の料理番』では、カツレツの味に感激するシーンを演じた佐藤だが、CMではカップヌードルのおいしさにショックを受け、突き抜けたリアクションで表現。めまぐるしく変わるシーン数は、カップヌードルのCM史上最多といい、佐藤は全17種類のキャラクターに次々と変身した。

ワイヤーアクションを使ったシーンも多く、佐藤が主演した映画『るろうに剣心』でもコンビを組み、信頼の厚いアクション監督の谷垣健治氏が、アクション指導を担当。細部の動きやポーズを相談しながら、佐藤も「空中でいろいろ動き回るなら衣装はもっと長い方が良い」「このシーンではこういう動きよりも、こういうポーズの方がカッコよく見える」など、自らの経験を踏まえたさまざまな提案をした。

CGを駆使した映像だが、ダイスミンチの惑星は、佐藤自らかぶりものを付けて撮影。これには佐藤も思わず「ここはCGじゃなくて実写なのかよ(笑)と思いました」と突っ込みを入れていたが、「バカバカしいことを、とにかく熱く演じる」というCMのテーマどおりに、見事演じ切っている。