ゼネラルパートナーズは、20~60代の就業経験のある障がい者752名(うち精神障がい者284名)を対象に「転職・退職理由に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は1月28日~2月3日。

上から、入社後、最初に転職・退職を考え始めた時期、入社後、実際に転職・退職した時期

精神障がい者に入社後、最初に転職・退職を考え始めた時期について聞くと、51%が「1年未満」と回答した。3カ月未満と回答した人は25%で、およそ4人に1人が入社わずか3カ月で退職を検討していることがわかる。実際に退職・転職した時期は、45%が「1年未満」で、2人に1人が入社1年未満で退職していることが明らかとなった。

精神障がい者を対象に、前職の転職・退職理由について尋ねたところ、最も多かったのは「障がいの発生や体調不良」(31%)だった。2位は「職場の人間関係」(24%)、3位は「障がいへの理解・配慮」となっている。

同じく精神障がい者に転職・退職の決断前に、上司や人事へ相談したことがあるか聞くと、59%が「相談しなかった」と回答した。転職や退職の前に欲しかったフォローについて尋ねると「相談できる人・場所・機会」という回答が最も多く、相談できる機会があれば職場に残った可能性が高いことがわかった。

上から、前職の転職・退職理由、転職・退職の決断前の上司や人事への相談、転職・退職の決断前に欲しかったフォロー