「映画『愛を積むひと』」

トーキョー女子映画部はこのほど、10代を含む女性268名を対象に実施した「夫婦観」を問うアンケート調査の結果を発表した。なお、未婚者も結婚した場合を想定して回答している。

女性43.6%が「自分が先に逝くほうが良い」と回答

同調査は、映画『愛を積むひと』(6月20日より全国劇場公開) にちなんで実施されたもので、ストーリーは「余命わずかだと宣告された妻が、夫にはそのことを秘密にし、残された日々のなかで、夫のためにできることを準備していく」というもので、仲むつまじい夫婦の愛と、いつか必ずやってくる別れについて描かれている。そこで今回は、「夫婦の別れ」をテーマに女性の「夫婦観」を問う調査を実施した。

まず、「夫婦どちらかが残されるとしたら、あなたはどっちが良い?」と質問したところ、「自分が先に逝くほうが良い」と答えた人は43.6%、「自分は後に逝くほうが良い」という人は31.0%、「どちらでも良い 」が25.4%となった。ただし、既婚者だけで集計すると、「自分は先に逝くほうが良い(44.0%)」と回答した人の割合はほぼ変わらなかったが、「自分は後に逝くほうが良い(45.0%)」と回答した女性は、およそ14%もアップした。

自分が先立った後、夫の何が心配?

続いて、「自分(妻)が先に逝く場合、夫について心配なことはどんなこと?」と尋ねたところ、「健康管理がちゃんとできるかどうか(48.5%)」「家事をちゃんとできるかどうか(45.1%)」「人付き合いがなく孤独にならないか(42.9%)」という点を心配する声が多かった。また、「自分がいなくなった喪失感に耐えられるか」というコメントも目立ち、夫婦仲むつまじく過ごしていることが伺えた。そのほか、「服装や身だしなみ、生活ぶりなどがだらしなくならないか(27.2%)」、「お金の管理がちゃんとできるかどうか(17.9%)」、「残された家族と仲良くやっていけるかどうか(16.4%)」を心配する声も挙がった。