電通パブリックリレーションズは、、日本広報学会理事長である清水正道氏監修のもと、企業広報戦略研究所の研究員の執筆による書籍「戦略思考の広報マネジメント~業績向上につながる“8つの広報力”の磨き方~」を発売した。価格は1,800円(税別)。

インターネットやソーシャルメディアなどの普及により、既存の手法ではステークホルダー間の利害調整を行うことが難しくなっているという。そのような状況で企業が成長し続けるには、「広報」を経営の中枢に位置付け、戦略的に広報マネジメントをすることが重要とのこと。

本書では、上場企業の広報力比較調査で明らかになった企業広報活動の実態と先進企業の取り組みなどを紹介し、日本企業の広報力の強みと弱みを踏まえ、戦略的な広報活動を行う上で必要な「8つの広報力」を解説している。

「8つの広報力」とは、「情報収集力」「情報分析力」「戦略構築力」「情報創造力」「情報発信力」「関係構築力」「危機管理力」「広報組織力」のことを指し、この8つの軸で企業の広報力を分析するモデルにより、広報力を上場企業全体、また業界内で比較することが可能になるという。

また、本書内には、広報優良企業や上場企業の平均と比較し、自社の強み・弱みを把握できる簡易診断用の調査票や、メディアやNGOへのインタビュー及び先進企業の取り組みなども紹介しており、広報の実務家が日常の活動で生かせる内容となっているとのこと。