お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、東京・品川区のDNP五反田ビルで行われた、「MEETTY(ミーティー)アワード」の記者発表会に出席した。

「MEETTYアワード」の記者発表会に出席したピース・又吉直樹

「MEETTY」は、大日本印刷が提供しているスマートフォン向けのキュレーションサービス。キュレーターとなった人や企業が、テーマに沿った本などを紹介するもので、優秀なキュレーターを表彰するアワードが開催される。

年間アワード選考委員長に就任した又吉は、“古本屋の店主”をイメージして洋服に着物を羽織った個性的なファッションで登場。「さっきトイレですれ違った人に、頭から足の先まで見られました」と照れ笑いを浮かべつつ、「テーマに共感できたら、知らない本も読みたくなる。今まで読まなかった本と出会える良い場所になるんじゃないか」とアピールした。

自宅に約2,500冊の本を所持し、“無類の読書好き”で知られる又吉は、今年1月に処女小説『火花』(文藝春秋刊)で作家デビュー。現在、映画化の予定はないが、タレントの明石家さんまが主演志願をしていることに触れられると、「東野幸治さんからも『主役は俺にやらせて』とメールがきました。先輩たちは褒めてくれて反響がありますね」と手応えを感じている様子だった。

一方、「本当に本を読むのが苦手で、人生で2冊くらいしか読んだことがないと思う」と話した相方・綾部祐二の反応については、「『これは読むわ!』って言ってくれたけど、2週間経って『やっと半分。超しんどい……』って言ってました。どんだけかかるのか」と苦笑い。続けて、「『2割は俺が書いたよな?』って本気の顔で言ってくる。『今年からギャラは折半しよう』と言い出したので、説得するのが大変」と綾部の思惑にゲンナリしていた。