「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」が本日29日、閉幕。5日間の総来場者数は40万人を記録し、昨年の38万人を上回った。クロージングセレモニーでは、ガレッジセール進行のもと、吉本興業の大崎洋社長らが登壇。各賞も発表された。

「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」クロージングセレモニー

名称をリニューアルし、会場を県内各所に拡大して行われた今年は、宜野湾のビーチステージ、那覇市の国際通りに加え、沖縄市のコザゲート通りでもレッドカーペットを開催。俳優・監督、お笑いタレント、アイドルらが集結し、"ラッスンゴレライ"でブレイク中の8.6秒バズーカーやNMB48、斉藤工、山本美月、哀川翔らが大きな歓声を巻き起こした。

25日の開幕から、県内各地でさまざまなイベントが開催され、お笑いライブでは8.6秒バズーカー、バンビーノ、パンサーら人気芸人が多数出演。NMB48、橋本環奈擁するRev. from DVLによるライブや、筧美和子、玉城ティナらが登場するファッションショーなども行われ、劇場での舞台挨拶には、多くの俳優・監督が登壇した。

クロージングセレモニーでは各賞が発表され、次世代を担う人材発掘を目的としたコンペティション部門「クリエイターズ・ファクトリー」は、『傷人形』(監督:本吉聡子)に決定。地域の魅力をつめ込んだCMコンテスト「JIMOT CM COMPETITION」の"全国"部門のグランプリは、鳥取県の「鳥取しゃんしゃん祭り」(発案者:富山拓也)、"沖縄"部門のグランプリは、座間味村の「海の幸祭り」(発案者:ざまみ応援団)が選ばれた。

沖縄国際映画祭実行委員長の大崎洋氏は「これからも沖縄から新しい芸能、エンターテインメントを次から次へと作っていきたい」と誓い、「島ぜんぶで大きな"模合"(金銭の給付という意)を続けながら、第8回目の『島ぜんぶでおーきな祭』を迎えたい」と笑いを交えて、来年に向けての意気込みを示した。

また、各地域の応援団の代表もステージに登場。コザ応援団が「念願のレッドカーペットができた」と喜びを伝えると、名護応援団は「今年は沖縄市(コザ)でレッドカーペット。もっともっと北に伸びていくかなと思います」と名護での開催を願い、北谷応援団は「来年はもっと多くの作品を北谷で。なんならメイン会場を北谷に引き取ってもいい」と熱く語った。