ファミリーマートは31日、挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFE」をリニューアルし、順次全国で展開する。対象は宮崎県、鹿児島県、沖縄県を除く全国のファミリーマート店舗約1万700店。地域により変更日が異なる。価格はブレンド100円(税込)~など。

「FAMIMA CAFE」リニューアル予告ビジュアル

豆も焙煎も抽出方法も変更

同商品は、レジで注文する挽きたてコーヒー。コーヒー豆の配合・焙煎に加え、エスプレッソマシンによるコーヒー豆の抽出方法も変更することで、従来商品に比べ、華やかな甘い香り、上品な酸味、クリアな飲み口のコーヒーになったという。

コーヒー豆は、新たに甘い香りや上品な酸味が特徴のグアテマラ産をブレンド豆として使用。その他の豆についても産地・グレード指定に加え、豆の大きさ・水分含有量等、同社独自の細かな品質基準を設け、豆の品質向上を図ったという。また、船積み前に加え、日本到着後にも品質検査を行い適合しない豆を排除。また、パンチのある苦みを生かしつつ、雑味を取り除くため、一部の豆は雑味成分を含む豆表面の薄皮を削った「磨き豆」に変更した。

また、豆の変更に伴い焙煎方法も変更した。「FAMIMACAFE」では、豆の品種ごとに焙煎(単品焙煎)した後にブレンドしている。焙煎を見直すことで豆の特徴(香りの良さ、上品な酸味等)を引き出したという。

さらに、エスプレッソマシンの抽出方法も変更。ブレンドコーヒーの抽出において、これまでよりも粗めにコーヒー豆を挽き、最初に少量のお湯を垂らした後、そのお湯が豆全体に行き渡るように軽くプレス。その後コーヒーを数秒間蒸らした後に抽出する「ウェットプレス」方式を採用した。コクがあるのに雑味が少ない、口当たりがクリアなブレンドコーヒーになるという。

同商品のリニューアルに関連し、5月にはホットミルクを使用したフラッペメニューを発売。またパン売り場にドーナツ専用の販売ケースを導入し、約10種類の商品を順次展開していく。