バイエル薬品は3月8日、「世界腎臓デー」(毎年3月の第2木曜日)にちなみ、「第7回バイエル・レシピコンテスト」の表彰式を八芳園(東京都港区)にて開催した。

「患者さん部門」グランプリの作品

同社は透析患者の健康管理の重要性を考え、2008年から"楽しく作って、美味しく食べて、長生きできるレシピ"のコンテストを開催している。第7回となる今回は、2014年6月1日~9月30日の期間にオリジナルレシピを募集していた。

部門は、患者を対象とした「患者さん部門」、患者をサポートする人を対象とした「サポート部門」と管理栄養士を目指す学生を対象とした「教育部門」(それぞれ保存期腎不全食・透析食の2部門)の計5部門となっている。

応募は97作品。その中から選考委員による厳正な審査により各部門のグランプリ・準グランプリ・佳作の計15作品を決定した。

「患者さん部門」でグランプリとなったのは、透析歴14年の菊池ひとみさんの作品。今回は、普段から友人にもてなしている料理や食卓で常に食べているレシピを応募したという。

メニューは、主食・キャロットライス、主菜・チキンソテー サルサソースをかけて、副菜・れんこんときのこのアンチョビ炒め、きのこのカプチーノスープ、デザート・ヨーグルトゼリーの全5品。

続いて準グランプリとなったのは、透析歴15年の木村つね子さんの作品。メニューは、主食・えびのアヒージョと酢めし、主菜・れんこんハンバーグ、副菜・春雨サラダ、デザート・果物の4品となっている。

「患者さん部門」準グランプリの作品

佳作は、透析歴6年の門松操さんが受賞した。メニューは、主食・ごまふりかけごはん、主菜・ポークソテーの梅ジャムソース、副菜・きゅうりの酢の物、きくらげゼリー寄せの全4品。

「患者さん部門」佳作に選ばれた作品

そのほかの「サポート部門」や「教育部門」でも、ちらしずしやポトフ、鯛(たい)めし、パンで作ったグラタン、イタリア丼、和風あんかけうどん、おはぎ風のデザートなどを取り入れたさまざまな作品が受賞した。