栄養学的・医学的見地から見た"体によいフルーツ"を紹介する

私たちの体は、毎日食べる食事によってつくられている。高脂肪、ハイカロリーな"体に悪い食べ物" を続けていれば、当然生活習慣病を招きやすくなる。一方で、栄養が豊富な"体によい食べ物" をバランスよく摂取していれば、快適な毎日を過ごせる可能性が高まる。

それでは、栄養学的・医学的見地から見た"体によい食べ物"とは一体何だろうか。ドクターらが記事を執筆・編集をしているハフィントンポストや栄養学者が設立した財団が運営し、健康にまつわる情報を発信している「The World's Healthiest Foods」(TWHF)にて紹介されている"体によいフルーツ"をピックアップしたので、毎日の食生活に役立ててほしい。

"体によいフルーツ"

りんご / 杏 / バナナ / ブルーベリー / マスクメロン / クランベリー / いちじく / グレープフルーツ / ぶどう / キウイフルーツ / レモン / ライム / オレンジ / パパイヤ / 洋ナシ / パイナップル / すもも / プルーン / ラズベリー / いちご / すいか / ざくろ / さくらんぼ / ブラックベリー / アボカド

家庭でよく見かける果物の一つであるりんごは、「ポリフェノールが豊富」「抗酸化力がある」「心血管におけるメリットがある」などの理由で、体に有益なフルーツとされている。TWHFによると、総コレステロール及び悪玉コレステロールはりんごの継続摂取によって減少が見られるという。

同じく、比較的安価で家庭のフルーツの定番・バナナも選ばれた。バナナは、正常な血圧と心臓機能を維持するのに欠かせないカリウムを多く含む。ビタミンやミネラルが豊富な一方で、GIが低いことも理由の一つに挙げられている。

また、高級フルーツのマスクメロンは、「栄養面での多様性」と「抗酸化と抗炎症サポート」などの観点から、摂取するメリットがあるという。栄養面ではビタミンAとビタミンCに特に優れ、ビタミンB1やB3、葉酸なども豊富だという。

農林水産省によると、日本人の1日当たりの果物の摂取量は105.7g(2011年)。食事バランスの観点から、1日あたり200gの果物摂取が好ましいとされているが、およそ半分にとどまっているのが現状だ。

ただ、今回紹介したように、摂取することで栄養学的・医学的なメリットを得られるフルーツは多い。意識して、毎日の生活に果物をプラスしてみてはいかがだろうか。

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