ケンブリッジエナジーデータラボ(Cambridge Energy Data Lab)が運営する電気料金比較サイト「エネチェンジ」は24日、電力事業者(新電力等の参入予定企業含む)からの事前登録を開始したと発表した。

電力事業者は、エネチェンジを一般家庭への情報提供チャネル、および新規顧客獲得のチャネルのひとつとして活用することができる。事前登録を行うと、同サイトへの電力料金プランの掲載や同サイトからの送客準備、新規顧客獲得戦略や既存顧客の囲い込み施策などの相談、欧米の電力自由化事例や同サイトのユーザーデータに基づくコンサルティングサービスなどのメリットがあるという。

エネチェンジは紹介料モデルでの事業展開

併せて、2015年2月25~27日に開催される「第1回電力自由化EXPO」東京ビッグサイト)に出展し、個別相談を実施。運営協力先であるエプコとの共同出展となり、エプコ社ブースのエネチェンジコーナーにて担当者が常駐して対応する。

2016年の電力自由化後は、「電力会社を選ぶ時代」の到来が予想される。欧州の電力自由化先行事例を見ると、電力料金を変更する人の34%は電気料金比較サイト経由で、電力事業者のホームページ経由の12%と比べると、消費者は「公平・中立な比較サイト」を好むことが実証されている。また、それらの電力比較サイトは、電力事業者に顧客を紹介することで「紹介料」を徴収する形の事業モデルを基本としているという。