タレントのおかもりまりが、5日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎週木曜24:15~24:45)に出演し、『ピカルの定理』の"充電"について真相を語った。

『ピカルの定理』の初期メンバーだったおかもとまり

おかもとは「芸人なのにセクシー路線にいっちゃた先生」として出演。女芸人としてデビューしながらも徐々に脱いでいくようになった過程を、失敗談を交えながら振り返った。かわいいことが逆に芸人としてマイナスになり、特に笑いを必要とせずに肌の露出を求められる温泉リポートの仕事が急増。そこからグラビアへと移行する中で、芸人としてやっと手にした大チャンスがバラエティ番組『ピカルの定理』(フジテレビ系)だった。

2010年10月から2013年9月まで放送された同番組。ピース、ハライチ、平成ノブシコブシ、モンスターエンジン、渡辺直美といった現在第一線で活躍する芸人たちのブレイクのきっかけにもなった。その初期メンバーとして抜てきされたおかもとだったが、1stシーズンの最終回となる放送の「充電メンバーを決めるくじ引き」でハズレを引いてしまい、モンスターエンジン・大林健二、平野綾と共に「充電期間」として番組から一時離れることに。結局その後、大林を除いて復帰することはなかった。

その翌日の2011年3月23日付のブログでは「充電期間終えて、大林さんと、あーやと、パワーアップして戻ってくるぞー」とつづっていたおかもと。当初から台本にほとんどセリフがなくリアクションのみの役が多かったことから「かわいい女の子はいじりにくい」と痛感。変質者から追い回される役など本人としては「つまらない役」が多かったそうで、『しくじり先生』のレギュラーを務めている平成ノブシコブシ・吉村崇も「実際にそうでした」と認めた。

おかもとは「苦しかったです」と当時の心境を吐露し、「"充電中"という名目でレギュラーを外れました」と告白。その後、同番組はゴールデンに昇格するまで人気を博し、代わりに入った渡辺直美の大活躍へと繋がる。おかもとは「番組で"充電中"ということを一切触れられていません」と冷静に指摘し、「ただの黒歴史です」という自虐コメントでスタジオは爆笑。吉村は見事に笑いをとったおかもとを目の当たりにし、「やったよ!」とうれしそうだった。