日本銀行は3日、2015年1月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、1月末のマネタリーベースは前月末比2兆7,314億円増の278兆6,054億円となり、6カ月連続で過去最高を更新した。

マネタリーベース(出典:日本銀行Webサイト)

内訳は、日本銀行券発行高が89兆305億円(前月93兆818億円)、貨幣流通高が4兆6,466億円(同4兆6,562億円)、日銀当座預金が184兆9,283億円(同178兆1,360億円)となった。

併せて発表した1月のマネタリーベース平均残高は前年同月比37.4%増の275兆3,859億円となり、こちらも過去最高を更新。内訳は、日本銀行券発行高が同3.5%増の90兆1,357億円、貨幣流通高が同0.7%増の4兆6,545億円、日銀当座預金が同66.2%増の180兆5,957億円となった。

日銀は2014年10月に追加金融緩和を実施しており、現在も大量の資金供給が続いている。