WMに蓄積されている歩数データを分析

ドコモ・ヘルスケアはこのほど、体の記録&健康管理のためのポータルサイト「WM(わたしムーヴ:以下WM)」に蓄積された歩数データに基づく実態調査の結果を発表した。

12月は「師走(しわす)」と呼ばれる年末の慌ただしい時期。「師走」とは、陰暦の呼び方であり、一般的に時候のあいさつや季節を表すために使われているが、その由来は諸説ある。1つ目は、教師やお坊さん、師匠などの「師」が走るという説。2つ目は、仕事や季節の終了を表すという説。そして3つ目は、万葉集内で12月を表現していた「シワス」への当て字説だという。

そこで同社は、1つ目の「師」が走るという説に焦点を当て、WMに蓄積されている歩数データを分析。「師」には、その道の師として「職種」を当てはめ、どの職種が一番歩いていたかその実態を中間発表した。

同調査は12月1日~10日、「ムーヴバンド2」(※)を利用しデータ転送を行っていた約9,000人の同サイト会員を対象に、WMに蓄積されたデータを確認後、ランキング1位の会員に電話インタビューを行った。※手首につけるだけで健康に関するデータ(歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠時間・状態)が計測され、WMアプリとの連携により、WM上にデータが蓄積されるというもの。

ランキング1位の理由は"マラソン"だった

調査の結果、もっとも多く歩いた会員は、東京都に住む情報通信業の営業マンだった。1日に10万3,000歩、距離にすると約76km歩いていたという。これは、東京都~箱根(神奈川県)間、関西空港(大阪府)~神戸ポートタワー間(兵庫県)、佐賀空港(佐賀県)~博多(福岡県)間などの距離に相当する。

同会員にインタビューを試みたところ、歩数を稼いでいる理由は"マラソン"ということがわかった。約10万歩を歩いた日は「東京~小山市(栃木県)まで走った日」だそうで、10年前から始めているマラソンのトレーニングだったという。また、日頃から皇居ランなどで週に1~2回走ったり、休日は仲間と遠出してトレイルランをされたりしているとか。

ちなみに、ムーヴバンド2利用者の10日間の総歩数は約4億2,000万歩だったとのこと。これは距離にすると31万kmで、地球約7周分だという。