TVアニメ『Fate/Zero』や『ソードアート・オンライン』、『魔法科高校の劣等生』など、数々のアニメ作品で主題歌を担当してきたLiSAが、7thシングルとなる「シルシ」を2014年12月10日にリリースする。

LiSAの7thシングル「シルシ」が2014年12月10日にリリース! こちらは初回生産限定盤のジャケットイメージ

表題曲の「シルシ」は、現在放送中のTVアニメ『ソードアート・オンラインⅡ』《マザーズ・ロザリオ》編のエンディングテーマ。LiSA自身が作詞を担当する本作は、珠玉のバラードソングとなっている。さらに、『ソードアート・オンラインⅡ』《キャリバー》編のエンディングテーマとなった「No More Time Machine」が収録されるほか、初回生産限定盤と通常盤には、2012年に放送されたTVアニメ『ソードアート・オンライン』《アインクラッド》編のオープニングテーマ「crossing field」の英語バージョンが収録されるなど、LiSA×ソードアート・オンライン満載の1枚となっている。

そこで今回は、7thシングルのリリースにあたり、楽曲のことはもちろん、1月10日・11日に開催予定の、二度目となる武道館ソロライブについての意気込みを、LiSA自身に語ってもらった。

LiSAが語る7thシングル「シルシ」

――7thシングルについてお伺いする前に、前作「BRiGHT FLiGHT / L.Miranic」についてあらためてお伺いしましょう

LiSA

LiSA「まずその前の『Rising Hope』は、今年の武道館を引き摺って、その気持ちを曲にしたものなんですけど、そこからライブを重ねたり、みんなに会ったりすることで、武道館への気持ちがけっこう前向きに変わってきました。これまでLiSAという人は、ハッピーな部分や強い部分をずっと押し出してきたんですけど、その反面、アルバムやカップリングでは、こっそりダークなものも混ぜていた。私自身、暗い部分やダークな部分があるからこそ、ポップがあると思っていて、今ならその両面を前に出せると思って作ったのが『BRiGHT FLiGHT / L.Miranic』でした。『BRiGHT FLiGHT』は思い切りポップに振り切り、『L.Miranic』は思い切りブラックに振り切る」

――LiSAさんの中の要素を両極端に振ったわけですね

LiSA「とはいえ、今までとあまり変わったことをやっているつもりはないんですよ。ポップなものもロックなものも、どちらも欲張りにやってきたのがLiSAなんですけど、それをあえて分割したのが『BRiGHT FLiGHT / L.Miranic』で、LiSAが初めての人にもわかりやすい、いわゆる"LiSAノート"みたいなシングルだったんじゃないかと思います」

――ポップに振った「BRiGHT FLiGHT」、ロックに振った「L.Miranic」、そしてもう一曲の「東京ラヴソング」がちょっとあざとい感じ(笑)

LiSA「その"あざとさ"も含めてLiSAなんです(笑)」

――ノンタイアップということで好きなことができた感じですか?

LiSA「タイアップがあると、その作品とリンクするものから自分として伝えられるものは何かって考えるんですけど、ノンタイアップだと、今の自分が伝えられるものは何かっていうのを自分の中から、まっさらな状態で出してこないといけないので、ある意味難しいし、ある意味自由。良い意味でも悪い意味でも自由ですよね」

――自分が伝えたいものを出しきれましたか?

LiSA「ちょうど『Rising Hope』が終わった後にLiSAが出すものとして、ピンクとブラックに振り切ったという意味では、LiSAらしい、120%のものができたと思います」