日本マクドナルドホールディングスは8日、2014年11月の月次セールスレポートを発表した。それによると、11月の既存店売上高は前年同月比12.3%減となり、10カ月連続で前年を下回った。

既存店客数は前年同月比12.0%減と19カ月連続のマイナス。既存店客単価は同0.4%減と5カ月連続のマイナス。全店売上高は同12.4%減と10カ月連続のマイナスとなった。今年は前年と比べて土日休日が2日多いことによる影響があったという。

売上高ほか前年同月比(出典:日本マクドナルドホールディングスWebサイト)

同社は、11月も引き続き消費者の信頼を回復することを最優先課題として様々な活動を展開したが、売上高の本格的な改善は見られなかった。一方、消費者のアイデアと人気投票から誕生した「ごまかつソース」でリニューアルした「とんかつマックバーガー」が好評だったほか、「マクドナルドオリジナル 妖怪ウォッチカレンダー2015」は発売から2週間で150万部を突破。また、定番の期間限定商品「グラコロ」「デミチーズグラコロ」の販売は好調という。

同社は、同社商品に対する信頼を取り戻すための活動に加え、高いレベルのQSC(品質、サービス、清潔さ)、魅力的なメニューの開発および同社ならではのバリュー・フォー・マネーを提供することを通じて、消費者の総合的な店舗体験を高めていくとしている。