Skypeを利用して自宅に居ながら毎日25分のレッスンが今なら1カ月2,950円で受講できる「DMM英会話」。毎日利用すれば、1回のレッスンはたった95円という激安価格だ。さらに、初回2回は無料で体験レッスンが受けられると聞き、これは体験してみない手はない。早速体験レッスンを試してみた。

DMM英会話のウェブページ。無料体験も用意されている

まずはニックネームや性別など簡単な基本情報を入力する会員登録。レッスンにはSkypeを利用するため、Skypeのアカウント情報が必要となる。

入会登録が済むと、次はレッスン予約だ。“講師・スケジュール検索”のページで、日時を選択して条件を絞り込み、レッスンを受けてみたい講師を選択、スケジュール表の中で“予約可”となっている日時から都合のいい日時のボタンをクリックする。講師は、簡単なプロフィールや本人からのメッセージ、スタッフによるコメント、また実際に受講した人からの評価を参照できるので、決定する際には大変参考になる。レッスンは、朝6時から26時(深夜2時)の間、30分刻みで予約が可能で、15分前まで受け付けてくれるので、急に時間ができた時にでも、有効に隙間時間を活用できるのがうれしい。

講師の検索・受講予約画面

DMM英会話の登録講師の国籍は60カ国以上。しかも、合格率わずか5%というプロによる厳しいトレーニングや日本人スタッフがきめ細やかにチェックする80項目に及ぶ最終評価をクリアしたレベルの高い講師陣とのこと。実際に検索してみると、最も多いのはフィリピンだが、アメリカやイギリスといったネイティブはもちろん、英語を母国語としない国の講師も多数登録されており、非常に興味深い。筆者は実はフランスに滞在歴があり、特に会話は英語よりもフランス語のほうが得意。英語でなんと言っているかわからない時にはフランス語で訊くことができると一石二鳥だと思い、フランス国籍で検索してみたところ、2人ヒットした。フランス人に英語を習うという機会は他ではあまりないので、レッスンを受けてみようと思ったが、あいにく直近のスケジュールが合わず、今回は断念。次回以降、ぜひチャレンジしてみたいと思う。

マイヤ先生のプロフィール

というわけで今回は、スケジュール優先で検索。当日にも関わらず、予約可能な講師が大勢ヒットしたため、まずは女性に絞り込み、同年代で、かつ“初心者向け”と“日本語サポート”にチェックを入れて、最終的にマイヤ先生というフィリピン人の講師を予約した。まともな英会話自体ももう10年ぶりぐらいだし、フィリピンはこれまであまり個人的に接点がなかった国ということもあり、プロフィール欄に「日本で3年働いていた経験があり、そこで日本の文化と日本語を学んだ」という一文が決め手となった。というのも、今回初体験となるオンラインの英会話レッスンなので、どのようにレッスンが進むかはわからないが、会話に困った時にはできるだけ会話の接点となる共通事項があれば間が持つと考えたからだ。

あとは予約時間を待つだけ。開始時間の5分ほど前にSkypeでマイヤ先生から連絡先の追加依頼があった。これを許諾すると、コンタクトリストに追加され、その後先生からのコールに応答すると、画面に先生の姿が映し出された。プロフィール写真で見るよりも美人。さらに、ヘッドセットを着けた姿は当たり前だがいかにも講師という感じ。自宅レッスンということで、かなり気楽な格好で応対してしまった自分がちょっと恥ずかしくなったが、マイヤ先生が優しく慣れた感じでレッスンを誘導してくれたため、そんな気後れもすぐに吹っ飛んで楽しくレッスンがスタートした。

初めてということで、まずはお互いに簡単な自己紹介から。中学生レベルの英語でまずは先生のほうから見本を見せてくれるので、こちらもやりやすい。ただ、これだけだとただの“挨拶”となってしまうが、そこは英会話のレッスン。文法の間違いや適切な英語表現をその都度言い直して教えてくれる。海外暮らしをしていた経験のある筆者の場合、外国語で会話をすること自体にはまったく抵抗がないため、少々間違っていようが稚拙な表現であろうともとにかく発するのが問題。友人どうしの日常会話だと意味が通じればいいぐらいの感じで割とスルーされがちだが、マイヤ先生は適切なタイミングできちっと直してくれた。自分が発した言葉をネイティブが言い直してくれるという方法が外国語を自分のものにする一番手っ取り早い方法なので、非常にありがたく、習得効果も高かった。

DMM英会話の単語一覧機能

また、Skypeを通してテキストチャットで文字によるコミュニケーションができるのも利点。今回、音声は非常にクリアで聞き取れないというような状況はなかったが、万が一聞き取れない場合やヒアリングに自信のない人でも安心だ。初めて耳にする単語であれば、スペルとともに覚えることで習得速度も定着度も高くなる。さらに、レッスン終了後に気付いたのだが、DMM英会話のサービス画面にある“単語一覧”にその日のレッスンで先生に教わった英単語が表示されるようになっている。意味は後から自分で入力するようになっているため、復習用に役立つ。

それ以外にも画面共有機能を使えば、PCの画面上で教材を共有したり、問題集を添削したりといったことも可能。今回は初回ということで教材は用いずにフリートークによる英会話レッスンだったが、オンラインだとこうした機能を駆使することができるので、実はオフラインの英会話レッスンよりもオンラインのほうが高い学習効果が得られるのではないかと感じたくらいだ。

そんな感じで25分間のマイヤ先生によるマンツーマンの英会話レッスンはあっという間に終了。ここ数年の英語力の低下っぷりを改めて痛感したものの、同時にもう一度勉強し直そうというモチベーションはすっかり高まった。

筆者の場合、英語を再び強化したいという思いがありながらも、昼間は仕事、夜間や休日は育児や家事に追われて長年実現できずにいたのだが、この方法なら自宅に居ながら時間を気にせず気楽に続けられそうだ。

語学の上達はとにかくしゃべり倒すこと、経験を積むというのが一番の近道。また、何より語学力は継続は力なりであるということを、筆者は既に他の外国語の習得で経験済みである。毎日少しでも話し、触れることが重要だが、通学式の場合にはなかなか毎日というのは難しい。でも、オンラインであればそれが可能だ。

しかも、今回体験してみたDMMは卓越したティーチングスキルを持った選りすぐられた講師陣。今回担当してくれたマイヤ先生に関しては、その落ち着いたわかりやすい話し方だけでも本物のプロの講師だという印象を持った。

さらに本サービスでは、気軽にいろいろな講師を試せる点もメリットだ。毎日レッスンを受けるのであれば、1週間曜日ごとに講師を変えてみるというのも1つの方法になる。毎日同じ講師よりもバラエティに富んでいたほうがマンネリ化せずに続けられやすい。非常にリーズナブルな料金ながらレベルの高いレッスンを、自分の都合と自分メイドで受講できるのが本サービスの一番の魅力だ。英会話を楽しみながらも毎日貪欲に、そして着実に実力を伸ばしたいという欲張り派には特にオススメのサービスだ。