セコム医療システムはこのほど、最先端人間ドックの利用や健康・医療に関する電話相談サービスなどを経営者と全従業員が利用できる法人向け健康管理サービス「KENKO フレックス・コーポレート会員」の提供を開始する。

「四谷メディカルキューブ」での人間ドックの様子

セコムのナースセンターにて電話相談に対応

近年、企業が積極的に従業員の健康を把握することの重要性が唱えられているという。厚生労働省の調べによると、30~50代の約3割は健康診断や人間ドックを受診しておらず、その理由として「時間がとれなかったから」(30代32.6%、40代37.4%、50代29.2%)が最も多い結果に。これについて、「人間ドック以外の健康サービスメニューを用意することは、従業員の健康を守るという企業側の評価にもつながる」と同社。

同サービスは、企業が法人契約にて「利用権」を購入することで、従業員は年1回の人間ドックと24時間無料の電話健康相談などが受けられるというもの。

人間ドックは、PET/CTをはじめとする先端医療機器を導入する医療法人社団あんしん会「四谷メディカルキューブ」(東京都千代田区)にて実施。結果に応じて、専門医療機関を紹介するなどその後のフォローも行うとのこと。利用権1口で、1人につき年1回提供する。

電話相談では、セコムの看護師が24時間365日、健康や医療に関する相談に対応。このほか、同社提携スポーツクラブの優待利用カードを利用権1口につき2枚提供する。

1口における年会費は50万円(税別)。1口における利用権料金は、1~5口購入時は200万円、6~10口購入時は180万円、11口以上購入時は160万円。なお利用権の有効期間は、入会日より10年間となる。