先日結婚を発表した俳優の西島秀俊が、2015年1月スタートのTBS系ドラマ『流星ワゴン』(毎週日曜21:00~21:54、初回は拡大版)で主演を務めることが25日、明らかになった。
累計発行部数100万部突破の重松清のベストセラー小説を原作とする本作は、さまざまな家族関係を軸に描く、人生の再生と家族愛の物語。西島は、真面目な性格で妻子を大切にしていたが、リストラ宣告され、妻からは離婚を切り出され、息子の家庭内暴力にも悩む主人公の会社員・永田一雄を演じる。絶望の淵に追い込まれた一雄は、突如現れたワゴンカーに乗り、過去を巡る奇妙な旅へ出発。後悔の人生をやり直すドライブで、妻との再出発、息子との絆の回復を目指す。
一雄が決して分かち合えないと思っていた存在で、ドライブの中で一雄と同じ年の姿で現れる父・永田忠雄役には香川照之、家庭では良き妻・良き母親を演じているが、ふとしたきっかけから心のバランスを崩してしまう一雄の妻・永田美代子役には井川遥が決定。突如現れたワゴンカーを運転していた人物で、5年前に亡くなっているはずの橋本義明役は吉岡秀隆が演じる。加えて、一雄の母・永田澄江役で倍賞美津子、妹・永田智子役で市川実和子が出演する。
主演の西島は「原作の面白さに興奮しました。参加することができてとても光栄です。香川照之さんが僕の父親役ということにも驚きましたが、吉岡秀隆さん、井川遥さんという素晴らしい共演者の方々とのドラマは、出演する側の自分がワクワクさせられています」と喜びを表現。「全身全霊を込めて撮影をしている毎日です。21世紀の日本が舞台の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はどんな物語になるのか。ぜひご期待いただければ」と呼びかけている。
また、香川照之は「今後私が二度と人生で経験しないであろう『西島さんと親子、倍賞さんと夫婦』という衝撃のキャスティングで送るこの全身全霊のファンタジーで、新年からがっつりと感動していだきたい」とコメント。井川遥は「生きてゆく上での葛藤をそれぞれの立場で描いているこの作品を通して、希望を届けられたら」、吉岡秀隆は「父と子。そして生きている事は素晴らしいと思えるドラマになるよう、地に足をつけて人間臭く演じたいと思います。幽霊の役ですが・・・」とそれぞれ意気込みを示した。
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