くるんと巻かれた長いまつ毛は、メークに欠かせないポイントだ。ただ最近、「まつ毛に自信がない」という人が増えている。「まつ毛が短い」「まばらできれいにそろってない」「ボリューム不足」「1本1本の毛が細くハリがない」など、その悩みは多岐にわたる。

だが、共通しているのは、"貧弱まつ毛"であるということ。なぜまつ毛が貧弱になってしまうのか、その原因と対策を探っていこう。

貧弱なまつ毛に悩んでいませんか

エクステなどが常態化すると、まつ毛が生えない?

毎日メークで世話になっているのに、まつ毛についての知識はほとんどないという人は意外と多いかもしれない。まずは、簡単にまつ毛のことについて紹介しよう。

日本人のまつ毛の平均本数は、片目で上まつ毛が100~150本、下まつ毛が片目で50~75本ぐらいと言われている。

髪と同じようにヘアサイクルがあるのも特徴。髪の毛の場合、「成長期」「退行期」「休止期」という流れがあり、髪の毛は成長期が長い。そのため、このヘアサイクルが1周終わるには4~6年かかると言われている。ところが、まつ毛の場合は「成長期」が40日で、「退行期」と「休止期」が合わせて80日程度。成長期が短いために、長く伸びず休んでいる期間が長いのだ。

また、本来は伸びる時期の「成長期」に、エクステやつけまつ毛、ビューラーなどでまつ毛に負荷をかけ続けると、まつ毛に負荷がかかってしまう。結果として、成長しきれなくなったり、まばらにしか生えてこなくなったり、切れ毛になったりするという問題が発生する。

まぶたにも影響が出る場合も

まぶたは皮膚が薄く、とてもデリケートな部分だ。まつげの毛根は髪の毛に比べると浅い部分に存在するため、抜けやすいという問題点もある。年齢を重ねると、髪の毛と同じようにまつげにも勢いがなくなってくる。

また、過度なまつげメークが定番化すると、まつ毛に負担がかかり、まつ毛の貧弱化はどんどん進んでしまうことにもなりかねない。さらにまつ毛だけでなく、まぶたにもダメージが出て、まぶたのたるみが進んでしまう可能性も否定できない。

「パッチリとした目元に見せたい」と思ってやっているまつ毛メークが、逆にまつ毛やまぶたに負担をかけているようでは全く意味がない。自分の「まつ毛力」とまぶたケアを意識しながら、まつ毛メークを楽しむように気をつけてみるようにしよう。

対策1 まつ毛メークを見直し、まつげの「休息日」を設ける

エクステやつけまつ毛が習慣化している人も少なくないようだ。ただ、接着剤などの影響を考えると、まつ毛やまぶたへの負担はかなり大きくなる。エクステばかりが問題視されると言ったが、自分で行うつけまつ毛も、まぶたをぴっぱりながら無造作に取り外す人が多い傾向があるようだ。繰り返して行っていると、まつ毛も抜けやすくなり、さらに薄いまぶたにも負荷がかかるので、まぶたがたるむ可能性がある。エクステをする場合は、信頼できるサロンで休息期間などを入れながらがいいだろう。つけまつ毛の場合も、休息日を設けることが大切。取り外すときには、無理やり引っ張らずに専用リムーバーなどを使って、優しく外すクセをつけるようにしよう。

対策2 マスカラはこすらず、「軽く押し当てオフする」やり方で

マスカラをクレンジングで落とすたびにまぶたにかかる比重を計算してみると、果たしてどれぐらいになるだろうか。アンファ―が調べたところによると、1年換算ではセントバーナード2匹(約168㎏)がまぶたを引っ張り続けているのと同程度の負荷がかかっているという。クレンジングは、まつ毛はもちろん、まぶたもダメージを受けてしまう。特にこすって落とすと、まぶたにたるみを起こしやすくなり、まつ毛も抜けたり、切れたりしやすくなる。クレンジングするときにはこすらずに、目元専用のアイメイクリムーバーをコットンに必要量落として、それをやさしく目元に当てる。3~5秒間、そのままにして力を抜いてスッと落とす。これらの作業を繰り返し、優しく押し当ててオフする習慣をつけるようにしよう。

対策3 まつ毛を育てるアイテムを使ってメンテナンスを

髪にヘアトリートメントなどをしてあげるのと同じように、まつ毛もしっかりとメンテナンスをしてあげよう。まつげ美容液などを使ってケアする習慣をつけることが重要。どうしても忘れがちという人は、育毛作用のあるマスカラなどを使ってメークするようにしよう。

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