総務省はこのほど、2014年7~9月の「家計調査報告(家計収支篇、速報)」を発表した。それによると、1世帯当たりの1カ月平均の消費支出は総世帯で24万1,556円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比5.3%減少した。減少は2期連続。名目では同1.5%減少した。

消費支出の対前年同期実質増減率の推移(出典:総務省統計局Webサイト)

2人以上の世帯の消費支出は27万9,214円で、実質では前年同期比5.4%減と2期連続の減少。名目では同1.6%減少した。単身世帯の消費支出は15万7,316円で、実質では同2.8%減と4期連続の減少。名目では同1.1%増加した。

1世帯当たりの1カ月平均の消費支出(除く住居等)を見ると、総世帯は20万7,298円で、実質では前年同期比4.7%減、名目では同0.9%減。2人以上の世帯は24万2,246円で、実質では同5.2%減、名目では同1.4%減。単身世帯は12万9,120円で、実質では同0.4%減、名目では同3.6%増。いずれも実質では2期連続の減少となった。

勤労者世帯における1世帯当たりの1カ月平均の実収入を見た場合、総世帯は43万2,598円で、実質では前年同期比4.7%減、名目では同0.9%減。2人以上の世帯は48万298円で、実質では同5.9%減、名目では同2.1%減となった。