シチズンホールディングスはこのほど、全国の既婚男女400名(男女200名ずつ)を対象に、「夫婦の時間」をテーマとした意識調査を実施し結果を発表した。調査期間は10月7日~8日。

年代が上がるにつれ「会話」は減少、「別々の時間」が増加

「夫婦の会話時間」

夫婦の会話時間を調査したところ、平均で夫84分、妻87分とほぼ一致する結果となった。「3時間以上」の割合を見てみると、20代45.0%、30代26.0%、40代10.0%、50代16.0%と、年代が上がるにつれ夫婦の会話時間が減っていく傾向にあることがわかった。

「夫婦それぞれ別のことをしている時間」

続いて、休日に夫婦が別々の時間をどのくらい過ごしているのか調べた結果、「3時間以上」と答えた割合が夫47.0%、妻57.0%だった。また、年代別では20代が35.0%なのに対して、50代は7割以上(72.0%)という結果に。年代が上がるにつれて、夫婦別々の時間が増えることが明らかとなった。

夫の「スマホ・携帯」、妻の「外出前の支度」にイライラ

「長すぎてイライラするパートナーの行為」

パートナー(配偶者)の時間の使い方で、長すぎてイライラする行為について尋ねたところ、夫がイライラする妻の行為トップは「外出前の支度(14.5%)」だった。次いで、「睡眠時間」や「ショッピング」がともに12.5%と続き、また、「スマートフォン・携帯電話(8.5%)」にイライラする夫も割と多かった。

一方、妻がイライラする夫の行為は、通話以外で使用する「スマートフォン・携帯電話(20.0%)」を筆頭に、「睡眠時間(15.5%)」「ゲーム(14.5%)」「トイレ(11.0%)」が上位となった。

夫は妻より先に逝きたい、妻は夫より長生きしたい

「パートナーより長生きしたいですか?」

「あなたはパートナー(配偶者)より長生きしたいですか?」と質問したところ、夫は8割が「いいえ」と回答し、妻より先に最期を迎えたいと考える夫が大半を占めた。理由として「一人残されたら寂しいので」(50代男性)、「妻のいない人生は考えられない」(30代男性)という声が目立ったほか、「家事ができない」(50代男性)といった現実的な声も。逆に「はい」と答えた人からは「一人にするのはかわいそう」(20代男性)、「最期をみとりたいから」(30代男性)といった理由が寄せられた。

対して妻は、4割以上が「はい(42.0%)」と回答。何もできない夫を心配する声が多くあがった一方で、「自由な時間を満喫したい」(30代女性)という人も。また、夫と同様に「いいえ」と回答した人からは、一人残される不安の声が多く寄せられたほか、「どうせ死ぬなら一緒に死にたい」(20代女性)という意見も見受けられた。

夫5割、妻4割が結婚指輪を「つけている」と回答

結婚指輪の交換をしたと答えた人(夫169人、妻166人)を対象に、現在の結婚指輪の扱いについて聞いたところ、「ほぼ四六時中つけている」という人は、夫49.1%、妻39.2%で、夫の方が妻よりも結婚指輪をつけていることが判明した。

「結婚指輪をつけていないのは結婚何年目から?」

結婚指輪を「つけていない」と回答した人に、結婚してどのくらいたってから指輪をつけなくなったのか尋ねた結果、夫42.2%、妻34.5%が「直後から」と回答。「1年目くらいから(夫59.4%、妻51.7%)」と合わせると、過半数が1年目以内につけなくなっていることが明らかとなった。

つけていない理由としては、「つけるのが面倒なので」「サイズが合わなくなった」などが多いほか、「仕事で薬品を使用するため」(男性40代)、「仕事の邪魔になるから」50代女性)など、職業上の理由をあげる人もいた。