人気グループ・嵐の大野智が、6日に放送されたフジテレビ系『祝! 嵐15周年VS嵐 ハワイで大野が泣いちゃったSP』(19:00~20:54)でデビュー時の秘話を明かしながら、感極まって涙した。

今年デビュー15週年を迎えた嵐は、9月19日と20日に結成地であるハワイで野外コンサートを開催した。番組ではその翌日に開かれたメンバー5人だけの慰労会に密着。ハワイの海を前に酒を飲みながら、リラックスムードでデビューから現在までを語り合った。

デビュー前、ジャニーズ脱退の意向があることを社長に伝えてという大野は、「イラストレーター系になりたかった」「仕事先が見つかったら、辞めようと思ってた」と当時を回顧。取材時にイラストレーターの仕事内容を逆に質問することもあったそうで、「(仕事先が)分かったらスパッと辞める予定だった」と語ると、松本潤も「ジャニーズに居ることに全く興味無さそうだった(笑)」と思い返した。

合間には魚を華麗にさばきながらクールな表情を見せていた大野だったが、酔いも回り始めたのか次第に泣きモードに。ワインを片手に顔を赤らめながら「奇跡の旅でしたね。15年できると思ってましたか?」とメンバーに語りかけると、「このハワイに来て、毎日泣いてんだよベランダで。なんか泣いちゃうんだよ。なんか振り返っちゃうの。だって15年だよ…」と涙。

前日までのライブを振り返りながら、「(櫻井)翔ちゃん見てるだけで泣いちゃう…」と言いながら泣き笑い。櫻井もその気持ちに共感し、「なんでグッときて、なんで涙してるのかもよくわかってないんだよね。これは感謝なのか、感動なのか、悔しさなのか、何なのかもはや分からないんだけど、ただただ涙が出てくるみたいな」と話していると、それを聞いていた大野は櫻井を見つめながら「もうダメだね…」と大粒の涙を流した。

15周年を迎えたことについて「良かった。本当に良かったよ。こんな日が来るとは思ってないもん15年前は。うれしいを通り越した…こんな恵まれてていいのかなっていう感覚がすごくあるよね」と安堵する大野。それを見た櫻井が「ビジュアルがぐちゃぐちゃすぎて」と大笑いをしていると、大野は「すべてのスイッチが緩んで、すべて出ちゃった感じだよね…」と言いながら再び泣いた。

VTR明けにスタジオへと移り、各メンバーがあいさつ。最後に大野は「気持ち的には最初、仕事仲間だったんです。でもそれが月日が経つにつれて、仕事仲間でもなく家族でもなく友達でもない、1つの今までに無かった"枠"ができた感じ。それが非常に宝物として今ある感じですね…」と締めくくろうとしたが、「やめましょう。涙が出そうです」。メンバーがそんな大野を泣かせようと感謝の言葉を伝え始めると、大野は目に涙を浮かべながら「やめよう」とさえぎり、笑いを誘っていた。